母は、冷静だった。
ここぞという時に女は強いって、つくづく思う。
…家に着いて、ようやく涙が出た。
どうして私なの?
あんなに元気に育っていたのに。
悪い夢ならいいのに。
(↑時間がたった今でも、そう思ってます)
その日は家事も手につかず、長男を保育園に迎えに行くのが精一杯だった。
夫が帰宅したらまた泣いて、それこそ眼球が溶けるほど泣いた。






翌日、日帰り手術。
必要なものは、なんとか用意した。
スリッパ、パジャマ、生理用ショーツ…
思考する余力が無くて、
病院でもらった入院のしおりの通りにした。
全身麻酔だから、前日21時から絶食。
いつもは朝ごはんをしっかり食べるのに、全く食欲が湧かなかった。
午前8時30分、衛生病院 到着
夫が仕事を休んで、付き添ってくれた。
病室に案内された。
差額なしの、二人部屋。
産科病棟でなくて、心から安心した。
お隣とはカーテンで仕切られていて、気配こそするもののプライバシーは守られていた。
そして、この少し狭くて仕切られた空間が、私の気持ちにしっくり来てすごく落ち着いた。
看護士さんが一人ついてくれて、手続き的なことや身の回りのことを丁寧に教えてくれた。
こんな時は小さなことでも泣きそうになってしまうから、人の暖かさが身に染みる。
手術着に着替えたら、早速ラミナリア挿入に案内された…