誰かの声で目が覚めたら、掻爬手術が終わっていた。
麻酔で気を失ってから、あっという間の感覚。
痛みも全く無い。
(麻酔が効いているから当たり前か…)
ボーッとしている間に、テキパキといろんな器具が外されて、
ストレッチャーごと病室に戻ってきた。
ストレッチャーから自分のベッドに移してもらった時、ベッドが温められていた。
あったかいお布団に包まれて、なんだか安心した。
この病院では、手術の間は付添いの人にPHSを持たせてくれるシステム。
夫が呼び出されて、病室にやってきた。
痛みもなく意識もハッキリしていることを伝えた。
手術の後は3時間ほど病室で安静にし、
歩行訓練とトイレが正常に出来るかを確認した後、軽食が出て帰宅…という流れだ。
その後、実母が駆けつけてくれたので、夫と母でお昼ご飯を食べに行ってもらった。
病室に一人。
私は検索魔と化していた。。
流産 原因
流産 次の妊娠
流産 年齢 率
流産後 妊活 いつ
こんな検索キーワードを次々に入れて、行き当たったブログやサイトを読み漁った。
流産発覚した日の夜も相当検索した。
でもその時は、どちらかと言うと掻爬手術がどんなものかを調べていた。
手術が終わったら、早くも次の妊娠のことを考え始めていた。
当時38歳という自分の年齢。
年齢が上がれば上がるほど、リスクは高まる。
一周期も無駄にしたくない…
早く赤ちゃんが欲しい…
勿論、亡くなった赤ちゃんを弔う気持ちはあった。
でも、もしかしたらそれ以上に、早くまた妊娠を!!という焦りが湧いてきて、気持ちが乱れていた。
悶々としていたら、母と夫がランチから帰ってきて。
底抜けに明るくて天然ぽいところがある母と、夫のチグハグな会話を聞いて、元気をもらった。
その後、歩行チェック、尿チェックをクリアして、軽食をいただいたのが15時過ぎだったと思う。
食パンや牛乳のランチを美味しく完食。
こんな時でも、前日から絶食すれば美味しく食べられるんだな…
お会計(25000円程)を済ませ、日帰り手術が終わった。
そして、朝から保育園に預けっぱなしだった長男の顔を見た時、現実世界に戻ってきた感じがした。
この子の母親としての自分は、休むことなく走り続けなければ。
余韻に浸る時間なんて無かった。
でも、逆にそれが良かったかもしれないと、今となっては思う。