「起こさないでくれ」と言い残して寝室に入って行った男性を同居していた家族が文字通り起こさなかったところ、4年後にこの男性が遺体で発見された。オランダの警察当局が23日明らかにした。

 死亡当時50歳だった男性はオランダ北部のミンネルツガ村で、44歳から71歳までの兄弟姉妹4人とともに暮らしていた。

 警察当局者がAFPに語ったところによると、男性は4年前、起こさないよう兄弟姉妹に告げて寝室に入った。「彼とても怒りやすく、命令は絶対だった」という。兄弟姉妹たちはたびたび男性の部屋の前を通っていたにもかかわらず、誰もドアを開けて中をのぞこうとはしなかった。大家が部屋の補修を決めたため、ようやく男性の遺体が見つかった。

 警察当局者は「腐敗した遺体は強烈な臭いを放っており、兄弟姉妹が何も気づかなかったのは驚きだ」としながらも、犯罪性については現段階では否定した。(c)AFP
フランス北部ルーアン(Rouen )の裁判所で21日、受刑中に精神的な治療を要求したものの無視され、同房者を殺害してその肺を食べたとされるニコラ・コケイン被告(39)の初公判が開かれた。

 コケイン被告は2007年1月、同房者のティエリ・ボードリー受刑者に殴る蹴るの暴行を加え、はさみで刺し、ゴミ袋で窒息死させた殺人の罪に問われている。

 検察によると、コケイン被告は、ボードリー受刑者の胸部をカミソリで切開し、肋骨を取り除いた上で肺を取り出した。コケイン被告は心臓を取り出したと思っていたという。その後、生で肺の一部を食べた後、残りをタマネギと一緒に房内の仮設ストーブで焼いて食べたとされている。

 裁判前の取り調べでは、コケイン被告は、被害者の霊魂を奪うためにその身体の一部を食べたと供述していた。しかし、21日の初公判でコケイン被告は、過去の病歴と精神が不安定だったことを強調した。
 
 コケイン被告は公判で、自分は長期の精神障害歴があったと語り、「誰もわたしの話を聞いてくれなかった」と語った。「わたしは『危険になりうる男だ』と呼びかけて、数回助けを求めた。わたしは行動した。その結果、彼らはわたしの言うことを真剣に聞いてくれた」と述べた。

■捨てられた赤子

 コケイン被告は1971年生まれ。21歳のホームレスだった母親に捨てられ、3歳のとき養子に迎えられるまでフランス政府によって保護されていた。6歳になるころには、精神分析医による治療を受けるようになっていた。

 報道によると、被告は幼年時代から善悪の判断が困難だった。さらに13歳のころ性的暴行を受け、精神的な困難がさらに悪化していったという。このころから、コケイン被告は「暴力的な性的衝動」を持つようになったという。

 被告は22歳のとき違法薬物所持で有罪判決を受け、精神疾患で入退院を繰り返した。コケイン被告は公判で、釈放後は薬物治療を希望していたが与えられなかったと述べた。

 公判では、精神疾患の専門家らがコケイン被告が犯行時に十分な責任能力がある精神状態だったかについて証言する。評決は24日に行われるとみられる。(c)AFP
日焼けマシンを使用している人は、依存症の基準に適合している可能性があり、不安症状や薬物乱用に悩まされる可能性が高い――。こうした研究が19日、皮膚科についての専門誌「アーカイブス・オブ・ダーマトロジー」に発表された。

 研究は、ニューヨークのスローン・ケタリング記念がんセンターとニューヨーク州立大学オールバニ校の研究チームが行った。

 研究チームは、過去1年間に日焼けマシンを利用したことのある229人を含む、421人の学生を対象に調査を行った。その結果、日焼けマシンを利用した学生は、平均して1年間で23回利用していたことがわかった。さらに、薬物中毒を含む依存症状を判断する2つの基準に照らすと、約70%が日焼け行為に依存する兆候が出ていることが明らかになった。

 研究チームは、「太陽光によらない紫外線照射に関連する健康リスクを周知するために、これまで行われてきた取り組みにもかかわらず、若者の間では気安く日焼けを行うことが増加している」と指摘。さらに、「外見を良くするという理由に加え、リラックスや気分の高揚、社交としての動機も挙げられている」と述べている。

 研究チームは、今後の研究で、「感情的要因」と室内での日焼けとの関連性が確認された場合、潜在的な気分障害を治療することが、日焼けマシンを頻繁に利用する人の間での皮膚がんリスクを減少させる上で必要なステップとなる可能性があるとしている。
 
 なお、日焼けマシンの利用者に不安症やうつの検査も実施される可能性については、精神疾患の専門家に任せられるべき問題であるため、今後判断されるべき問題だという。(c)AFP