エジプトの考古学調査隊はこのほど、シナイ半島にある4つの古代寺院で、古代エジプト王朝の歴史において最もベールに包まれている「ヒクソス」時代の複数の壁面彫刻を発見した。関係者が21日、AFP の取材で明らかにした。

 寺院は、中期王朝(紀元前2134-1569年)から新王朝(紀元前1570-1070年)にかけて建てられたもので、場所はスエズ運河の東隣にあたる。
 
 調査隊を率いる考古学者のMohammed Abdel Maksud 氏によると、壁面彫刻の1つには、ラムセス1世が、「ヒクソス」らに崇拝されていたセト神の前に立つ場面が描かれていた。

「ヒクソス」とは、第12王朝時代(紀元前1991-1802年)にエジプトに侵入したアジア系部族で、ナイルデルタのアバリスを首都とする独自の王朝を築き上げてエジプトを100年以上にわたり統治したとされる。

 古代ギリシャ語で「外国の統治者たち」を意味するヒクソスは、非常に憎まれていたため、エジプトの王による支配が復活した際に、ヒクソスに関するモニュメントや記録はことごとく破壊されたといわれる。ヒクソスに関連した壁面彫刻が発見されたのは、今回が初めてだという。

 調査では、そのほかの神や王に関連した碑文も発見されている。1986年からこの地で発掘を続けてきたMaksud氏は、「ヒクソスの時代における多くの謎が解明され、シナイの歴史が塗り替えられるかもしれない」と話している。(c)AFP
酒の酔いをさまし二日酔いを緩和する効能をうたう「魔法の飲料」が18日、フランスで発売される。

 発売元が「革新的製品」と表現する「アウトックス」は、缶入りの炭酸飲料。発売イベントのメディア向け招待状の説明によると、血中のアルコールを「驚くべきスピード」で分解するという。

 しかし、専門家やアルコール問題の活動家からは、飲料の効果は科学的に証明されていないとの指摘や、飲酒量の増加や飲酒運転を助長する製品だとの批判の声も上がっている。

 反アルコール活動団体「ANPAA 」のアラン・リゴー代表は15日、メーカーの発売発表を受けて、「もし誰かが血中アルコール濃度を本当に下げることのできる製品を発明したのなら、ノーベル賞ものだ」と述べた。「Outoxによって、人々が体内のアルコール濃度を確認せず運転する危険が高まる」

 これに対し、発売元の広報担当は「医学的検査を実施しており、効果が確認されている」と主張する。

 ウェブサイトで「まさにマジック」とうたわれているアウトックスは、ベルギーの企業が開発し、その後ルクセンブルク企業のアウトックス・インターナショナルに製造ライセンスが譲渡された。フランスでの販売契約は現在、交渉中だという。類似飲料は、カナダなど複数の国ですでに販売されている。(c)AFP
米アップル(Apple )は16日、携帯電話端末iPhone(アイフォーン)の最新版「iPhone4 」の予約注文が予約受付初日に60万台を超えたと発表した。1日の予約件数としては過去最高という。

 米国でiPhone4を販売するAT&T では、需要のあまりの多さに、予約を途中で中止せざるを得なかった。初日の予約注文台数は前年の「iPhone 3GS 」の時の10倍だったという。

 日本のソフトバンクも、大量の予約注文に追われた。各店舗には大雨と蒸し暑さにもかかわらず長蛇の列ができ、オンラインストアにも注文が殺到。システムトラブルが発生したことから、孫正義社長はツイッター上に「予想以上の申し込みだった」と謝罪するコメントを掲載した。

 iPhone4は今月24日に日本、英国、フランス、ドイツ、米国の5か国で発売される。(c)AFP/Chris Lefkow