エジプトの考古学調査隊はこのほど、シナイ半島にある4つの古代寺院で、古代エジプト王朝の歴史において最もベールに包まれている「ヒクソス」時代の複数の壁面彫刻を発見した。関係者が21日、AFP
の取材で明らかにした。
寺院は、中期王朝(紀元前2134-1569年)から新王朝(紀元前1570-1070年)にかけて建てられたもので、場所はスエズ運河の東隣にあたる。
調査隊を率いる考古学者のMohammed Abdel Maksud 氏によると、壁面彫刻の1つには、ラムセス1世が、「ヒクソス」らに崇拝されていたセト神の前に立つ場面が描かれていた。
「ヒクソス」とは、第12王朝時代(紀元前1991-1802年)にエジプトに侵入したアジア系部族で、ナイルデルタのアバリスを首都とする独自の王朝を築き上げてエジプトを100年以上にわたり統治したとされる。
古代ギリシャ語で「外国の統治者たち」を意味するヒクソスは、非常に憎まれていたため、エジプトの王による支配が復活した際に、ヒクソスに関するモニュメントや記録はことごとく破壊されたといわれる。ヒクソスに関連した壁面彫刻が発見されたのは、今回が初めてだという。
調査では、そのほかの神や王に関連した碑文も発見されている。1986年からこの地で発掘を続けてきたMaksud氏は、「ヒクソスの時代における多くの謎が解明され、シナイの歴史が塗り替えられるかもしれない」と話している。(c)AFP
寺院は、中期王朝(紀元前2134-1569年)から新王朝(紀元前1570-1070年)にかけて建てられたもので、場所はスエズ運河の東隣にあたる。
調査隊を率いる考古学者のMohammed Abdel Maksud 氏によると、壁面彫刻の1つには、ラムセス1世が、「ヒクソス」らに崇拝されていたセト神の前に立つ場面が描かれていた。
「ヒクソス」とは、第12王朝時代(紀元前1991-1802年)にエジプトに侵入したアジア系部族で、ナイルデルタのアバリスを首都とする独自の王朝を築き上げてエジプトを100年以上にわたり統治したとされる。
古代ギリシャ語で「外国の統治者たち」を意味するヒクソスは、非常に憎まれていたため、エジプトの王による支配が復活した際に、ヒクソスに関するモニュメントや記録はことごとく破壊されたといわれる。ヒクソスに関連した壁面彫刻が発見されたのは、今回が初めてだという。
調査では、そのほかの神や王に関連した碑文も発見されている。1986年からこの地で発掘を続けてきたMaksud氏は、「ヒクソスの時代における多くの謎が解明され、シナイの歴史が塗り替えられるかもしれない」と話している。(c)AFP