こんにちはキッズサポートにじいろの嵯峨です。

前回に引き続き、2月24日・25日に感覚統合学会が主催をした、感覚統合療法研修のお話をしたいと思います。


感覚というとまず思い浮かべるのは「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」の五感ですね。
感覚統合ではそこに「前庭覚」と「固有受容覚」という感覚が含まれます。
「前庭覚」は自分の頭の位置や傾きを感じてバランスを取ったり、上下左右の揺れる感覚や回転する感覚を司っています。
「固有受容覚」は重力を感じたり、触圧を感じたりする感覚です。また、関節や筋肉の収縮を感じる感覚でもあります。

これらの感覚は個人差があります。
例えば、ジェットコースターは、スピードや回転で前庭覚に、風圧や重力で固有受容覚に、機械音や悲鳴で聴覚に、激しく動くので視覚にも刺激が入ります。
ジェットコースターが好きな人もいれば、嫌い・苦手という人もいるでしょう。

障害がある子の中には、感覚が極端に過敏であったり、感じにくい子がいます。
私たちは子どもの支援を適切に行う時に、その子がどの様な感覚特性を持っているのかを知る事はとても重要になります。

ちなみに私はジェットコースターは大好きです!(笑)