グロービッシュ中学レベル1500単語の根拠とは? | 世界共通の海外投資英語「ファイナンスグロービッシュ」入門ブログ

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グロービッシュを説明する時に、よく中学英語レベルの1500語のみを活用する、
という話をしますが、

そもそも、なぜ1500語なのか? その根拠についてお伝えしておきますね。

みなさんは、20:80の法則というのをご存知でしょうか?

例えば、
会社で言えば、売上全体の20%を占める主力商品が、
売上の80%をカバーしているというものです。

これは英語や語学でも同様でして、
ちなみに一般のネイティブがカバーする平均の単語数の約3500語、
教養が高い社会人レベルのネイティブで7500語程度だそうです。

7500語の20%と言えば1500語になります。

つまり1500語あれば、言いたい事の80%はカバーできるという考え方です。

あと、1500語の中身ですが、
これはグロービッシュ提唱者のネリエール氏らが、
IBM在職時代に、国際ビジネス等でよく使われた単語を抽出しています。

そして、その内容が中学で教わるレベルの英語だったということです。

これが、グロービッシュ=中学レベル1500語の根拠で、
さらにファイナンスグロービッシュでは海外の金融経済情報でよく使われる300語を
抽出、併用していくことを提案しています。

ということで、今日もグロービッシュの単語を活用して
フィナンシャルタイムズの一節をざくっと読んでみましょう。

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2015.06/15 フィナンシャルタイムズ より

"UK pulls spies as Russia and China crack Snowden files"


China and Russia have decoded intelligence secrets contained
in the cache of documents held by the whistleblower Edward Snowden,
leading to British spies being recalled from dangerous postings,
according to government officials.

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今日のキーワード
【pull】 =引き上げる
【decode】=暗号を解く、解読する


この英文の基本構造ですが、見出しと本文で異なります。

<見出し>
主語部分=UK
動詞部分= pull
何を=spies

<記事本文>
主語部分=China and Russia
動詞部分= have decoded
何を=intelligence secrets

ということで、構造は極めてシンプルです。

ちなみに「decode 」はグロービッシュ1500語にはありません。
ただ、元CIAスパイのEdward Snowdenの名前、と”secrets”と出てきますから、
なんとなく、codeを解読したのかなというように類推できませんか?

そうすると、自ずと,leading to~(=~につながる)以下の内容も
想像できると思います。

"Snowden"の名前を見て、
元CIAスパイという部分が浮かばないと難しいかもしれませんが、
それを知っていれば、類推で70%程度は理解できると思います。

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<グロービッシュ的70%解釈例>※英文和訳ではありません。

「UKがスパイを引き上げる、ロシアと中国がスノーデンファイルを解読したため」

ロシアと中国が、(エドワード・スノーデンに暴かれた)文書の中の機密情報を
解読した、(そのことが)英国は(危険なポジションから)スパイを呼び戻すこと
につながる。(政府高官によれば)
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ではまた次回!
See you!