グロービッシュの基本は、できるだけシンプルな英語で伝えていくことですが、
その時に、英語初心者にとってネックになるは、英語への恥じらい(メンタルブロック)です。
前回のブログで、そのメンタルブロックを排除するポイントをご紹介しました。
まず、最初にお伝えしたのが、
「そもそも他国語をうまく話せないことは何の恥でもないと認識する。」
ということでした。これは、全世界共通で、あらゆる多言語学習であてはまることです。
あたりまえのように聞こえますが、このことをしっかり腹に落とすことが、
最も重要なのです。
そして、もう一点重要な点であり、日本人の特有の方法が、
「ネイティブ英語学習の常識を捨てる」です。
日本人の多くは、”英語学習の到達点=アメリカ人やイギリス人の言葉として理解し、
彼らにきちんと伝わるように話せるようになる”
という常識を教えこまれ、それがベストだと信じている人も多いと思います。
それゆえ、日本の英会話スクールの先生の多くはネイティブの人ですね。
しかし、米英圏への留学や生活をするならともかく、
これだけ世界がグローバル化し、非ネイティブスピーカーが
70%を超えるような時代になった今、
やはりこうした英語学習に対する考え方も変えるべき時期に来ていると思います。
では、「ネイティブ英語学習の常識を捨てる」とは具体的にどういうことでしょうか?
それは、ネイティブのように英語をきれいに話すという非現実的な目標を捨てる
ということです。
例えば・・
ネイティブのようにペラペラ・・
その英語、ネイティブには通じない・・
ネイティブのような発音・・
日本の英会話教材の多くは、ネイティブのようになれるというコピーが非常に多いです。
ですが、言語構造の違う日本人が、日本にいながらにして、ネイティブのように英語は話す
ということ自体、そもそも現実的な話ではないですし、あまり意味のないことなのです。
まず、文部科学省をはじめ、これまで多くの英語関係者が触れてこなかった
盲目的なネイティブ英語学習の常識を変えていくだけでも、だいぶ英語に対する見方が変わるはずです。
つまり、もしこれから仕事で英語を使う程度であれば、
無理にネイティブのような英語や言い回しを意識せずに、自国なまりが入った英語を
堂々を使っていけばいいということです。
実際、フランスやイタリアの非ネイティブの欧州国、中国、インドなどアジア国をはじめ、
英語を共通語として使う国々では、ネイティブ英語に固執せず、そうして堂々と英語を使っているです。
このあたりの詳細については、
ぜひ、慶応大学の国際コミュニケーション学専門の
本名信行教授が書かれた「世界の英語を歩く(集英社新書)」をぜひ読んでみてください。
これをしっかり理解するだけでも、英語に対するメンタルブロックはかなり排除されるはずです。