Dr.誠です。

 

 

 
 
 
これは昨年9月に日本共産党が出したポスター(赤旗写真ニュース)です。日本共産党は原発事故でも雇用の破壊でも増税でも医療破壊でも常に「警告したことは残念ながら現実のものになってしまう」という法則がありますが、既にこういうことはちゃんと政治に対して言っていました。

 

 

 

今年に入り本当にお米が高くなりました。私は毎月フードバンクに寄付をしているのですが、昨年辺りから農家の方から分けてもらえなくなったとのことで、代わりに20~30kgほど毎月寄付しています。やはり倍ぐらいの値段になったなと感じています。購入できる数の制限もあったりして、確保するのに数ヶ所回ることもあります。

 

 

お米という主食が高くて買えない。そんなおかしなことはあってはならないはずです。ミサイルなんかを買う前に、まずそこをなんとかするべきでしょう。戦争になれば真っ先に困るのは食料なのですから。

 

 

米がどうして足りないのか。それは自民党の農業政策「減反政策」と、農家に対する支援のなさが原因です。民主党時代にあった「農家の戸別所得補償」という制度を、「競争力を削ぐ」「農家を甘やかすことになる」として廃止したのは自民党です。海外では農業は国の手厚い保護により、国際的な価格競争にさらされてもやっていくことができています。それがなければ日本のように、「米をつくっても時給10円」ということになってしまいます。

 

 

 

 
 

 

 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/7efb994734ffc2d6547ac9a99f36e0b8a58df9b7

 

 

 
 
 
 

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-11-15/2024111503_01_0.html

 

 



 

 

国会では日本共産党は常に「農業漁業の問題」を訴えています。今期で引退する北海道の参議院議員の紙智子さんを中心に、この国の営みの根幹である産業をいかに守るか、本当に奮闘してきました。その紙さんの最後の演説、「農業、農村を軽んじる国に未来はありません」という演説は、党派を越えて多くの人の心を打つものでした。どうかみなさんにも一度ご覧いただきたいと思います。誰がこの国にとって本当に必要なことをしようとしている人たちなのか。

 

▼紙智子議員の最後の演説(3分ずつ)

後半のハイライト

https://x.com/emil418/status/1932696926333591853

前半

https://x.com/emil418/status/1932703813598945678

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

どうでしたか。

皆さんが自民党に求めるものがあるとすれば、こうした保守政党としてきちんと言うべきことを言い、守るべきものを守ろうとする姿勢ではないでしょうか。「自民党が好きで」「自民党をしっかりさせたい」と思う人であればこそ、こうした正論をきちんと言える日本共産党を応援していただきたいと思います。

 

 

どうかどうか、日本共産党を応援してください😃✌。

 

 
 

 
 
 

 
 

 

 

 

Dr.誠です。


生活保護費用の引き下げをめぐる、

いのちのとりで」裁判について。




https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250627/k10014846161000.html?fbclid=IwY2xjawLMx2lleHRuA2FlbQIxMQABHsHE4qSWtIT-vwGn3gKbSkhY3viprvIYmJKgHKIIN9BJQCy7Lz48L4CdTTAj_aem_D-seskZ6H2Ju2uFsLR9EYg




「いのちのとりで裁判」というのは、生活保護費の「最大10%もの減額」という、安倍政権が「弱い者を叩くことで」人気を得ようとしたその選挙公約を実現するために、歪んだ統計が利用されたりデフレを利用した理屈が使われたその憲法(25条生存権)違反ぶりが問われた裁判でした。最高裁で原告勝訴。


しかし、こうした「弱者を叩いて(不満が募った庶民から)人気を得る」という権力の姿勢は、よく見ればあちこちに見られます。高齢者叩き、障がい者叩き、そして今一番露骨に見られる「外国人」叩き。

社会を覆い尽くそうとしている「自分よりも弱者を踏むことで庶民が一時の愉悦に浸ろうとする」風潮は、しかしその刃はいつ「己に」向くかわかりません。そして「弱い」からこそ、そうした側に「落とされてしまった」人たちは、声をあげることすらままならないわけです。

だからこそ我々は差別を許してはならないし、「日本人ファースト」という属性に基づいた差別は許してはならないのです。

「正義は勝つ」を教えてくれたこの裁判の教訓。それはまた、今目の前の「別の形の人権蹂躙」も許してはならない、ということではないでしょうか。


Dr.誠です。
 

ここのところずっと参政党についての記事を書いていますが、これは政治が新たなトレンドに入ってしまったと思っているからです。彼らのように「日本人ファースト」=「外国人などどうでもいい」「誰かの人権などどうでもいい」という、差別を票に変えるというトレンドが生まれたことで、この国のヤバさは次のフェーズに入ってしまったと思うからです。それは「誇り高い日本人」であれば絶対にやってはならないことだと思うのですが。
 
 
 
この表をご覧ください。外国人の犯罪率です。高いどころか日本人よりも低いのです。それは当たり前です。ひとたび何かあれば、出入国管理局に収容されて、人権のすべてを奪われてしまうようなことになってしまうからです。ウィシュマ=サンダマリさんのような扱いをされてしまうからです。
 
 
 GDP世界第2位の頃の日本は、もう少し世界平和にしても人権にしても環境問題にしてもなんにしても、「あるべき姿」を目指す姿勢があったと思います。それが今や、「日本人さえ良ければいい」にまで堕落した。本当に情けないです。そしてそれを容認することは、日本がそこまで落ちぶれたことを自ら体現するようなものです。
 
 
 
 
さて、
 
 
 
 
もうすこし別の角度から参政党のヤバさをお伝えできればと思います。いわゆるトンデモ発言集です。参政党はコロナ禍初期では「反ワクチン」「反マスク」で票を伸ばしました。そもそも新型コロナという存在自体を認めない「コロナは風邪派」でした。反ワクチン陰謀論スピリチュアル政党としての参政党の分析は、実は東京大学も行っています。なかなか面白いです。
 
 
 
 
 
しかし新型コロナがそんな「単なる風邪」ではないことは、いくらでも論文で出てきます。コロナは軽症でも罹患によってIQは3下がり、ICUに入院するようなレベルであればIQは7以上下がる、という結果は、若い世代にとっても衝撃的でした。また、今アメリカでは小児の慢性疾患では喘息を超えて「新型コロナ後遺症」が1位になっています。
 

 

 

 

 



 

私は、新型コロナワクチンの接種によって命を落とされたり後遺症を残された方に対する補償は、当然必要だと思います。一方で、新型コロナワクチンが多くの人の症状の軽減に寄与し、社会を守ってきたことは、紛れもない事実です。陰謀論や非科学は人の命を脅かします。これは許してはならないことだと思います。

 

 

 



では


そんな中で参政党はまず、

 




①高齢者ヘイト

 

「50代以上の人間は必要ない。50歳以上の人は生きてる意味はない。コロナに罹って高齢者が死んでも、そんなのは役割。」

 

ということを言っていました。

 

これは一人だけの発言ではなく、参政党創立当時のメンバーで、中部大学教授であった武田邦彦氏も嬉々として語っていたことです、私はコロナ禍でそれを聞いて激怒しました。特攻隊でもなんでもそうですが、「口だけ勇ましい人間」はそれをあおるだけ煽って、自分自身はうまいこと逃げて生き延びる。橋下徹なども「コロナは風邪」と言いながら、微熱でさっさと入院させてもらっていました。こういう人間たちに踊らされてはいけません。

 


 
 

▼問題の動画、本当に「そう」言っています

https://x.com/theCYClings/status/1533048902953279488?t=fVCrfPbuLKbcnO-7jN7zfw&s=19

 

https://x.com/Shoji_Kaoru/status/1375033437774520328?t=bjYfpV2ulp2lsaZ1BoErwg&s=19

 

基本的にはこの党の姿勢自体がまずもって、反科学、反人権だということです。

 

 

 

②女性蔑視

 

そして次はこれ。女性を「男にとっての都合のいい道具」「生む道具」としか考えていないということです。

 

 

 

 

 

 

 

さらに先日は、裁判でレイプ犯であることが確定した、元TBS記者の山口敬之氏を対談相手として選んでいました。この人物は「安倍政権の応援団の一員」として有名で、当時の安倍政権が警察(当時の警察庁長官の中村格)に手を回して逮捕させなかったという疑惑のある、非常に問題のある人物です。

 

 

 

>警察庁のトップ・中村格長官も周知のように、安倍応援団ジャーナリスト・山口敬之氏の逮捕を潰すなど、官邸の意を受けた恣意的な現場介入をおこない、その論功行賞でトップに上り詰めたといわれる人物だ

https://lite-ra.com/i/2022/08/post-6223-entry.html

 

 

 
 

 

良識のある人間であれば、「女性をレイプした人間」として社会的に断罪された人間などと対談はしないもののですが、よほど「安倍人脈繋がり」で親しいのか、アピールをしていました。これは最後のところでまた詳しく書きます。

 

 

そしてこれ、私は神谷が「意識して」対談相手に山口を選んでいるように思います。どういうことか。

 

保守政党というものは基本的に、女性の人権など考えていません。さらに言えば「モノ」としか思っていません。先程の「多夫多妻制」の話もそう。彼らの言う「伝統的家族観」は戦前の家父長制そのものであり、男性が無条件に尊ばれる環境が当たり前であり、あるべき姿だと思っています。だからこそ参政党などの「宗教右翼」たちにとっては、憲法24条「男女の平等」の破壊こそが悲願なのです。「選択的夫婦別姓」など絶対に許せないわけです。

 

そして人権意識のない弱い人間というものは、「自分より弱い立場の人間(この場合は女性)」に対する「加虐ショー」に快楽を感じるものです。外国人叩きや生活保護叩き、高齢者叩きがまさにそう。

 

だからこそ、敢えて対談相手に「女性をレイプした人間を」選ぶことで、「女性はこうやって権力を使って支配するものだ」と支持者に対して加虐アピールをしているのです。「外国人を支配してやる」「生活保護受給者世帯を苦しめてやる」と同じ構造。それに喝采を上げている人たち。私はとても上品な人たちとは言えないと思います。

 

 

さあ、女性の皆さん、

こんな政党を選んでいいのでしょうか。

 

 

 

③徴兵制容認、イスラエル賛美、戦争賛美

 
参政党はかなりヤバい「戦前回帰志向」&「宗教色の強い」政党です。そしてそのためには若者の人権侵害すらも喜んでやろうとしている。まずはこちらをご覧ください。彼の2015年のブログです。
 
 
 
 
 
直接的に徴兵はしなくても、農業労働などに若者を徴用せよと言っている。強制的に徴用して働かせようと言っている。そして今、自衛隊は人が足りません。18歳になる人たちの名簿を市役所などから回してもらっているぐらいです(若い人は自分で拒否しないと自動的に送られます)。社会が困窮している今、それは「経済的徴兵」とも言われている。さあ、こんな参政党が議席を伸ばしたら、それが「本物の徴兵」にならないはずがない。


さらに彼は直接的にこんなことも言っています。
 
 
 
 
ひどいのはこのイスラエルという「超軍事国家」の仕組みを賛美しているところです。あの国は男性も女性も強制的に徴兵されています。細かい発言は下記の動画リンクからご覧ください。そしてなぜ彼が「イスラエルに」こだわるか。それは彼が親密に関わっている新興宗教に関係しています。
 
 
 
 
 
「キリストの幕屋」の分派「ヤマトユダヤ教会」主催のフォーラムでスピーチする神谷代表。「キリストの幕屋」というのは本来のキリスト教と関係ない日本独自の新興宗教で、熊本県に活動の拠点があります。詳しくはこちらのリンクをご覧ください。「新しい歴史教科書」という、歴史修正主義に基づいた「愛国史観」の教科書採択でもこの団体は暗躍していました。
 
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-03-29/ftp20080329faq12_01_0.html

 

 

(2025/6/29追記 ブースカちゃん記事)

https://note.com/booskanoriri/n/na25ddaa24c50?sub_rt=share_b




細かな動画は以下のリンクからご覧ください。
 
 
 
こうした男女とも徴兵制度があるイスラエルを賛美した後で、「こんなポスター」が出てくるわけです。「特攻隊」の歴史を勝手に美化して、次はおまえが行けと煽る。無理やり上官から「命を捨ててこい」と命令されて、郷土や仲間の同調圧力の中で断れず、苦しみながら「自殺戦法」に加担させられた特攻隊員。

私の大伯父は特攻隊の生き残りです。特攻隊という存在に対して「哀れみ」はあったとしても、決して我々が「賛美」などしてはならない存在のはずです。「俺も後を追う」と言いながら「自殺戦法」を命じた上官の中には、のうのうと天寿を全うした人間もいたのです。許しがたいことです。
 
 
 
 
 
 
④とにかく非科学/マルチ的/カルト的
 
そしてこれこそが参政党の真骨頂。おかしすぎてどこから突っ込んでいいかわかりません。自称「愛国者」と言っているのに歴史認識も科学的な見識もめちゃくちゃ。怪しげなことはいろいろやっている、「小麦は戦前になかった」とか、「癌は戦後にできた病気だ」とか、農林水産省が駆除を進めている「ジャンボタニシ」を農薬否定のためにわざわざ水田にまいて近隣に被害をもたらしたりとか、怪しげな「波動米」を売っていたりとか、怪しげな「高額情報商材」を売っていたりとか。
 
 
 
 
 
農水省のジャンボタニシ駆除のポスターです。
 
 
 
これが「波動米」。すごい金額で売り付けています。
 
 
 
怪しい「商品」や「セミナー」
 
 
 

 この「波動米」は、和歌山の参政党代表が最大350万円で販売している「未来の食糧危機の際、大調和波動米が買える権利」だそうです。そんなことより自民党の減反政策と、農家の個別所得補償やらない態度を責めなさいよと。
 
 
 
⑤そしてそもそも自民党安部人脈の人
 
そもそもこの神谷代表は自民党の人なんです。
 
 
 
この人自身についても週刊文春が様々スクープ出しているように、秘書が自殺したり警察がバックについてたり、あの森友学園の籠池さんの元秘書だったりと、まあろくでもない人間なのです。安部人脈なのです。要は日本をこの10年で壊してきた自民党の「最も汚い部分」を煮詰めたようなのが、この参政党だということです。
 
参政党を支持しますか?
 
 
 
 
 

Dr.誠です。

 

今日言いたいことはこれ。

社会の破壊を許さないために差別に対して「寛容」であってはいけない

これです。

 

寛容のパラドックス

 

 

差別は社会を壊してきました。人を殺し、国をも滅ぼしてきました。それはナチスドイツのホロコースト大日本帝国の各地での虐殺、暴行、収奪の話に戻るまでもなく、今目の前で、イスラエルがパレスチナに対して、行っていることを見れば明らかです。「人間を人間と思わない」行為、そこに駆り立てるものが差別意識です。相手を人間だと思っていないからこそ、何をしてもいいと思っているからこそ、あれだけのことができてしまう。その萌芽はきちんと摘み取らなければなりません。差別を、排外主義を、人気取りの餌として使うような連中は、断じて許してはなりません。

 

 

 

 

よく日本では、何事においても、「両論併記」「中立」という言葉が叫ばれます。空気を壊さないことが尊ばれ、「どっちもどっち」に落とし込むことを好みます。確かに、両者の言うことを聞くというのは大切なことです。しかし、聞く必要のない、聞いてはいけない言葉があります。それが「社会の寛容さを破壊する」差別の言葉です。

 

 

 

「もし社会が無制限に寛容であるならば、その社会は最終的には不寛容な人々によって寛容性が奪われるか、寛容性は破壊される」(カール・ポパー 1945年 英国)

つまり、人々の自由や人権を守ろうとすれば、壊そうとする人間の自由まで無制限に認めてはならない、ということです。矛盾していることを述べているので「パラドックス」と表現されています。

 

 

 

現状、レイシズム(人種差別)は「人を殺して」います。それはまさにガザにおいてイスラエルが行っている「ジェノサイド」が端的に表しています。そしてそうしたレイシズムは、小さな芽から生まれていきます。さらに差別は非常に「甘い毒」です。物事の理解や意思の疎通には大変な労力と時間がかかり、知性と人間性が必要なものであるのに対し、差別は一瞬であらゆる人に浸透させることができます。そこには何の努力も必要がないからです。そしてMass(大衆)がそれに染まりきったとき、国家という単位でとんでもない暴走をしうることは、冒頭で述べたとおりです。差別は暴力を即座に産み育てるものなのです。

 

 

 

一方でポパーはこういうことも言っています。『不寛容な哲学の発言を禁止するべきではなく、合理的な議論で打ち返すべきであり、拳固やピストル用いて自説を押し付け反対者の自由を禁じようとした時に、不寛容に対して不寛容である権利を要求するべきであるとした』と。要は差別というものに対して「不寛容」な態度というのは、あくまで限定的な場合にとどめるべきだ、ということです。

 

 

しかし今まで述べてきたように、排外主義や人種差別を押しとどめることは本当に困難です。アメリカで、日本で、世界各地で、どれほどの言葉が交わされ、どれほどの努力がなされ、しかしながら差別する側が「ここまで」伸長してきたか。結論は明らかです。1923年の関東大震災を持ち出すまでもなく、うっすらとした差別心ですら、緊急時にはあっという間に人を殺すところまで至ります。

 

 

 

ですから、我々は差別に対し、

即座に」「どんな場合でも

不寛容であるべきなのです。

 

 

 

そして、来る選挙において、

差別で票を釣ろうとしている薄汚い政党はどこなのか

よく見極めてください。

大体は「愛国」を名乗る連中です。

 

 

 

参政党、国民民主党、日本保守党、N国、

そして自民党・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dr.誠です。
 
 
 
今、保守系と呼ばれる歴史を知らない人たち人権意識のない方たちにウケている「日本人ファースト」はなぜいけないのかなぜ恥ずかしいことなのか。それをお話ししたいと思います。
 
「教養があれば」こういう言葉には乗らないはずなのですが、昨今の日本は「貧すれば鈍する」で、容易に差別感情をくすぐられてこういう言動に乗ってしまう人間が大変多いです。本当に残念な本邦の現状だと思います。そういう人たち全員にケンカを売るつもりでこれを書いています。「日本人ファースト」などという言葉を借りた「単なる人種差別の煽動」は決して許してはなりません
 
 
 
ではまず、
 
 
皆さんはいわゆる「外国人の方」とどれぐらい話をしたことがあるでしょうか。コンビニで店員さんとして働かれている方と話をしたりするぐらいでしょうか。私は患者さんとして来られる、様々な国の方々と日常的に(日本語で)話をしています。ブラジル系の方、フィリピンの方、中国の方、朝鮮・韓国の方、イランの方、ロシアの方、東欧の方。
 
日本社会で暮らす彼らは基本的に、「日本という社会に興味を持ったからこそ」この日本という「言葉の大変難しい国」にやってきているということを、まず日本人は認識すべきだと思います。基本的に好意的だからこそ来られているわけです。(ただし中国や韓国朝鮮の方であれば、日本の植民地下で「日本を構成する人間」として強制的に連れてこられたり、縁あって住まわれている方もお見えなので、その歴史的背景はきちんと踏まえなくてはいけません。祖国を壊された彼らの言い分は、「日本を壊すな」という人間ほど、ちゃんと受け止めるべきだと私は思います)。
 
彼らの来日のきっかけはそれぞれです。豊かだったころの先進国としての印象、強い平和国家としての日本に惹かれて、あるいはアニメーションなどの独自の文化に憧れて。はたまたブラジル系の方であれば、もともと100年前に日本人が「出稼ぎ奨励」の国策のもと、移民としてブラジルに渡り、そして子や孫の世代で再び日本に戻って来られている方などもおられます。
 
この「日系ブラジル人の歴史」については、皆さんちゃんと知っておかれることをお勧めします。彼らは元々「日本人」だった存在です。100年前の社会で、日本が貧しくて、騙すような形で国が出稼ぎに外国へと送り出し、そして現地でも散々苦労をしながら「日本人」としてのアイデンティティを守り、ブラジル社会の中で地位を確立し、そして子や孫の世代で戻ってきた。そういう方々なのです。ある意味彼らは外国で闘ってきた「英雄」なのです。

 

 

▼サンパウロ人文科学研究所

 「ブラジル日系移民」

 

 

そうした方々が、日本に対して好意を持ってこられた方々が、「日本人ファースト」と日本人が言い放つことをどう思うでしょうか。立場が弱いながらも好感を持って集まってくれた人たちに言い放つ「俺様第一」が、彼らにどう映るでしょうか。「日系ブラジル人」「クルド人」「中国人」「韓国人」「朝鮮人」などと特定の「人種」をカテゴライズして差別することを、どう思うでしょうか。

 
 
法務省は「ヘイトスピーチ許さない」というサイトを作り、人種差別を非難しています。「日本人」であれば当然、そうした姿勢は「国が言っていることなんだから」、「愛国者ほど」遵守すべきでしょう。
 

▼法務省

「ヘイトスピーチ許さない」

 
 
 
そして逆に、己がアメリカやオーストラリアなどで「日本人」として差別される立場になったとき、どう思うでしょうか。実際アメリカではアジア人に対する「ヘイトクライム」が後を絶ちません。差別とは本当に表裏の関係です。差別を行う人間が己に関してだけ「差別をするな」は決して通りません
さて、
 
 
差別の問題はよく、「かわいそうだからいけない」という「道徳的」な言い方で否定されますが、しかしそれは間違っています。誰もに普遍的に与えられているはずの「人権」を侵害しているからこそ問題なのです。生まれ持った国籍や肌の色、血統、個別性は変えられず、それに依拠した「区別」は差別に他なりません。そしてその人権侵害により「多様性を失い」「社会の力がスポイルされ」「結果的に衰退するからこそ」、差別は許してはならないのです。「女性差別」であれば、女性という半分の人口を占める存在を不当に扱うことは、社会の半分の活力を削ぐことになり、効率論からも間違っているからです。
 
今や日本社会の多くの場所で、外国にルーツを持つ方がこの社会を支えてくれています。コンビニバイトはもう外国の方なしでは成り立ちません。バスの運転手さんにも外国の方はおられます。介護の現場でも本当に助けてもらっています。そして、「仕事」「労働力」という形ではなくても、「消費者」という形で支えてくれています。いや、そもそも「日本に好意をもって居続けてくれていること」自体、大変ありがたいことなんです。そして本来ならこんなセコイ「利害の話」ではなく、同じ空の下に住む人間として「人権を尊重すべきだからこそ」外国にルーツを持つ人たちもまた大切な存在なのだ、と日本人は「言えないと」いけないはずなのです。それが民主主義国家、先進国の一員である、日本の、教養ある人間の、「あるべき姿」だからです。
 
 
 
では、
 
 
 
「外国人が悪い」のでなければ、どうしてこの社会はこんなに生きづらいのか。「高齢者が」「生活保護受給者が」「サヨクが」悪いのでなければ、「誰が」悪いのか。
 
それはもうはっきりしています。それはこの社会をお金の力で動かし、政治をゆがめ、集めた税金の使い方をおかしくしている人たちです。それはすなわち、日本の宗主国となっているアメリカと、企業団体献金で好き放題恩恵を受けている「大企業」や「富裕層」です。
 
 
最後の答え合わせです。
こちらをご覧ください。
参議院選挙、愛知選挙区の予定候補
日本共産党 すやま初美さんのショート動画です。
 
 

 

 
 
 
差別とは、こうした今まで語ってきたような知識も人権意識もない人間が、何の努力もせず優越感に浸るための、蜜の味のする「猛毒」です。これが蔓延すれば社会は壊れます。しかし残念ながら、どんどんとその毒は社会に回ってきています。私はその最たるものが、次に来るであろう「参政党ブーム」だと思っています。
 

良識ある人たちでこれを止めましょう。

強く豊かでカッコよかった日本を体現するのは、

どんなに社会が壊れても人権意識を忘れない

「私」であり、

「あなた」であるべきです。