Dr.誠です。

日本共産党については、
「天皇制と自衛隊に対する態度が賛同できない」
という声をよくききます。
この点に関しては多くの方が誤解されているようですし、意図的にデマも流されているように私は思いますので、少しかわりに説明させていただこうと思います。
天皇制も自衛隊も
「今すぐは廃止しない」
「なぜなら国民の総意がまだ得られていないから」。
これは今年2022年にいきなり始まった話ではなく、日本共産党の2000年の中央委員会総会からのスタンスです。日本共産党は文書主義なので、いつどこでどういう方針決定したのかがきちんと文書になって残されています。一つ一つの活動方針は文字になって生きているのです。
さあ、その天皇制に関して。
かつて昭和天皇の命令ひとつで多くの人の命が失われ、その全体主義によって党員の命も奪われてきたことから、民主主義国家に絶対権力者(の名残)は要らないという観点で、日本共産党は天皇制という身分制度には反対をしています。
しかし一方で、「国政に携わるものは国の最高法規である憲法を守らねばならない」という立場から、「憲法に規定されている以上は(自分達の考え方は別にあるけれども)遵守する」、という態度を取っています。国民が望み、自ら天皇制に関して憲法の形を変えようとするまでは、今の日本国憲法にある天皇制を尊重する、という立場です。
また自衛隊について。
「第二次世界大戦の反省から戦争のない世界を積極的に目指す」という理想主義の立場にたち、軍事力=自衛隊というものはその理想に反した「違憲な存在」と考えています。しかし残念ながら今この2022年の現実世界には、中国にせよ北朝鮮にせよ、軍事的脅威は存在する。
だからこそ「理想に反している」=「違憲」としつつ、最小限の自衛のための武力の存在は必要悪として容認し、災害救護などの職務に対してはきちんと敬意を払う、という立場を取っています。理想を現実に無理矢理あわせる必要はない、という立場です。これこそ、最も論理的に整合性のある大人な立場ではないかと思います。
今、自衛官の任官拒否が増えています。また元自衛官の中にも、アメリカ軍の下請けとして乱雑に扱われる自衛隊のあり方に反対する人たちがいます。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-11-18/2018111815_02_1.html
日本国を守ろうという崇高な心を持った自衛官の命を、
アメリカ様に差し出す単なる軍事的道具にしてはならない。自衛隊の尊厳を貶めているのは、他ならぬ自民党ではないか。私はそう思います。そして「違憲」という名の「建前」を失っては真の平和は作れないと私は思います。
このように、日本共産党の態度は割と「現実的」なものなのではないかと思います。少しでも皆さんの誤解を解いていただければ幸いです。
