Dr.誠です。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c0e5drr0994o.amp
イランへのアメリカの不当な戦争行為。国内の事情がどうであれ、国際法が禁止する戦争行為を、しかも何の証拠もなく勝手に始め、そして我が国を含めた国際社会を混乱に陥れる。許しがたい暴挙です。
そしてアメリカべったりの自民党政権が両手を上げて賛同しているという狂気。予算案審議でも高市総理は「逃げて逃げて逃げて逃げて逃げまくって」、ほとんど審議もなく押し通そうとしています。すべてが許しがたいことなのですが、しかしこれが「高市ブーム」で国民が選んだ未来なのです。
数か月後、原油は枯渇し、すさまじい物価高に襲われ、日本社会も弱い人間から命の危険に晒されていくことになると思います。そして闘うための議会の議席は野党側にない。それでも、我々は闘わなければならないのです。一市民として。
「民主とき」に寄稿したした文章をここに載せておきます。
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アメリカがイランに戦争を仕掛けた。名目は核兵器開発の抑止のためであり、先制攻撃の恐れがあるからとのこと。しかしそれには全く根拠がないことが米国内の報道で次々と明らかにされた。小学校に堕ちたミサイルも米国製の物である可能性が高いとのこと。トランプの大統領の暴走。その一方で鮮明になるアメリカメディアの、民主主義国家を支えんとする良心。様々なことを考えさせられる。
戦争に伴いイラン沖のホルムズ海峡は事実上通行不可能となっている。イランは「アメリカとイスラエルの側につく国の通行を認めない」としている。原油価格は急騰、我が国の備蓄はわずか250日分。早々にアメリカの攻撃を支持した小泉防衛大臣は、平和国家としての中立性を投げ出すだけでなく、自らイラン側に攻撃される理由を作った。高市首相はドイツ首相にイラン非難のメッセージを投げかけた。自ら火の中に飛び込もうとする日本。資源のない国が生きていけるのか。
中東から送られてくる原油の使い道はその八割が燃料であり、二割が工業製品や医療用製品だという。例えばナフサから作られるエチレンからはプラスチックが生成でき、例えば腎不全患者さんが週に数回受ける透析の血液浄化のための膜が作られる。不足すれば即座に命にかかわる。また点滴のチューブ、インスリンのパッケージ、衛生を保つためのビニール製品など、石油からは様々なものが作られる。石油が足りないという有事には、しかしこのための材料をほかの工業原料や燃料と取り合うことになるのだ。「税の奪い合い」が「石油の奪い合い」として再現されることになる。
そのとき現政権は本当に命のために尽くしてくれるのか。弱者のために動いてくれるのか。献金を受けて歪んだ政治を行う者が、今回だけ良心に従うとはとても思えない。私は数か月後に政治の側が押し付ける「命の選別」を深く懸念している。すべてのいのちのための政治をこそ、為政者は行うべきである。

