そもそも日本人は外国人とは違い、日常生活そのものが鍛練となっていました。

床に座る生活、正座やあぐら、着物、家の中での裸足、草履や下駄、腰帯、鉢巻、襷などなど。昔は「肚の座った男」に重要な仕事を任せていました。体は嘘をつきません。立ち姿にその人の内面的な強さが現れるのです。

だからこそ、江戸時代に日本の侍を初めて目にした外人達がその姿勢や態度に驚いたのです。

ところが今の日本人は生活がすっかり西洋化してしまいました。日本人なのに日本人本来の体を失い、かといって西洋人の体にもなりきれない中途半端な状態に陥っているといえます。

私は武道をやっている中で操体と出会って衝撃を受けました。操体の施術を受けたとき、生まれてはじめて武道をやる上で、基本とされている「自然体の状態」を実感できたのです。

実は武道の技はいくら練習しても、ベースとなる体ができていないと全くできないものなのです。誤魔化しが効かない世界です。

日本人が本来持っていた自然体になることで本来もっている力が発揮できます。私のところで操体を受けることで体の動きが変わり、声が変わり、入賞したり、結果を出せるようになった人はたくさんいます。

また、特別に武道やスポーツなどをしていない普通の人であっても操体の施術を受けた直後は自然体の状態に戻ることを発見しました。

もちろん、操体を1回受けただけでは自然体の状態は定着しませんが、定期的に通いながら整った状態を体に再教育していくことで文字通り、自然に体が整った状態=自然体が普通の状態になっていくのです。

プロのバレエダンサーや武道の先生であっても腰を後ろから押すとフラフラ状態の人が多いのですが、操体の施術を定期的に受けている普通の主婦の方が押されてもまったくビクともしないという現象が起きます。

体が柔らかいということや激しい動きができるということと、地球とバランスがとれていて気持ちよく立てるということはまったく意味が違うのです。




「おもしろそうだな~自分も一度、操体を受けてみたい!」

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