「先生、いるのにいない感じがする」と言われたことがあります。
実はこれは操体の操者としては最高の褒め言葉なのです。
なぜなら、我(が)がない状態だからです。
沢庵禅師は心をひとつのところにとどめ置くな。
心をひとつのところにおかなければ、どこにでもあるということになる。
というような言葉を遺されています。
これはまさに武術の極意に通じるものだと思います。
要するに自分の存在を拡散させ、空気に溶け込ませて、微塵となって消え去る技です。
操体の施術を無意識的にやっているとそういうモードに突入することがあります。
別にそれだけが操体ではないと思いますが、そういうモードになると相手は不思議な感覚になるみたいですね。
いつもできているわけではないし、相手との相性もあると思います。
存在が消えると相手の邪魔にならずにサポートできるのです。
さりげない接客に通じるものがあるかもしれませんね。
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「なぜ整体ではなくて操体法を選んだのか?」
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