大学受験について調べていると、「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」など、いろいろな名前が出てきます。選択肢があるのはよいことですが、違いがわからないままだと、何から準備するべきか迷いますよね。
そんなときは、制度をすべて覚えようとする前に、「出願できるか・何を評価されるか・いつまでに準備するか」の3つに分けてみてください。情報を整理すると、今やることが見えやすくなります。
■ 「共通テスト」と「一般選抜」は、同じ分類ではありません
まず整理したいのが、選抜の区分と、評価に使われる試験の違いです。一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜は選抜の区分で、共通テストは大学が合否判定に利用する試験です。
そのため、総合型選抜などで共通テストを利用する場合もあります。「この名前の入試だから、この勉強は不要」と決めず、志望大学の条件を確認することが大切です。
■ ① まずは「自分が出願できる条件」を確認する
興味のある大学が見つかったら、学部と選抜方式まで確認してみましょう。同じ大学でも、方式が変わると必要な成績、資格、提出書類などが異なる場合があります。
ここを確認!
・出願に必要な条件を満たしているか
・高校の推薦や校内手続が必要か
・ほかの大学や方式と併願できるか
・合格した場合、入学を約束する条件があるか
特に推薦を考えている場合は、大学の締切だけでなく、高校内の申込期限にも注意してください。早めに先生へ相談することで、必要な準備を確認できます。
■ ② 「何を評価されるか」から準備を考える
「一般選抜は点数だけ」「総合型選抜は活動実績だけ」と、一言で分けることはできません。必要な科目、書類、面接、小論文などを確認して、自分に足りない準備を整理しましょう。
例えば、探究活動について話すなら、活動名を並べるだけでなく、「何を疑問に思い、どう調べ、何を学んだか」を説明する練習ができます。大きな実績を急いで作る前に、これまでの経験を振り返ることから始めてみてください。
面接対策は、暗記だけにしない
用意した文章を覚えるだけでなく、「なぜそう考えたの?」と聞かれたときに、自分の経験や調べた内容を基に説明できるか確かめてみましょう。
■ ③ 試験日だけでなく「手続の期限」も並べる
受験計画では試験日に目が向きますが、出願や入学手続の期限も重要です。ある大学の手続期限が、別の大学の合格発表より前に来ることもあります。
また、Web出願は、入力しただけでは完了しない場合があります。支払いや書類提出まで含めて、「何を終えれば出願完了なのか」を確認してください。
予定表に入れたい日付
・高校内の申込・書類依頼の期限
・大学への出願・支払い・書類提出の期限
・試験日と合格発表日
・入学手続と納付の期限
■ 選択肢が多くても、全部を使う必要はありません
受験方式を増やすほど、準備することも増えていきます。教科学習、提出書類、面接練習に使える時間を考えて、無理のない組み合わせを選びましょう。
そのときに忘れたくないのが、大学で何を学びたいかという視点です。入試方式だけで進路を決めず、授業や研究分野も調べながら、自分の目的につながる大学を探してみてください。
まずは気になる大学の募集要項を一つ開き、今回の3点を確認してみましょう。わからない箇所に印を付けて先生や保護者と相談するだけでも、次の行動を決めやすくなります。
メイン記事では、3つの選抜区分の比較、2027年度入試の面接評価に関する変更、志望校を比べるための確認表をまとめています。受験方式を整理したい方は、あわせてご覧ください。
制度・出願条件は受験年度と大学によって異なります。出願時は、大学公式サイトの募集要項と更新情報をご確認ください。
参考:文部科学省「大学入試情報提供サイト」