LINEのメニューから予約画面が開いたり、スマートフォンで会員証を表示できたり。「こんなサービスを自分でも作れたら」と思ったことはありませんか?
調べてみると出てくるのが、LIFF・LINEミニアプリ・Webアプリという言葉。名前だけでは違いが分かりにくいので、今回は「何を担当する仕組みなのか」から整理します。
■ 3つの言葉は、役割が違う
① Webアプリ:サービスの本体
予約フォームや学習記録など、ブラウザを通して利用するアプリです。入力画面やデータの保存処理を用意します。
② LIFF:WebアプリとLINEをつなぐ仕組み
必要な設定や同意に基づいて、LINEのユーザー情報などをアプリで利用するためのプラットフォームです。
③ LINEミニアプリ:LIFF上で提供するWebアプリ
LINEミニアプリの仕組みやルールに沿って提供します。利用者は、サービスごとの専用アプリを追加でインストールせずに使えます。
つまり、LINEミニアプリの開発にもWebアプリの知識が役立ちます。画面や保存処理を作り、必要なLINE連携を加えると考えると、関係をつかみやすくなります。
■ LINEで開くだけなら、普通のリンクでもできる
例えば、体験授業の案内を見てもらい、申込フォームに入力してもらうだけなら、既存のWebページへのリンクで対応できる場合があります。LINE内に表示されたページが、すべてLIFFアプリというわけではありません。
「LINEの利用者情報と予約を結び付けたい」「自分の予約履歴を表示したい」といった目的が出てきたら、連携の仕組みを検討します。何を便利にしたいのかを先に決めることが大切です。
■ 予約画面と通知は、分けて考えよう
予約する画面ができても、予約完了のメッセージが自動で届くとは限りません。通知には、サービスメッセージやMessaging APIなど、目的に合った仕組みの実装・設定が必要です。
💡 最初に決めたい3つのこと
① 誰に、どんな操作をしてもらうか。
② 何を保存し、誰が確認できるようにするか。
③ いつ、どんな通知を届ける必要があるか。
この3つを整理すると、必要な機能を選びやすくなります。通知も「送れるか」だけでなく、利用条件や失敗時の対応まで考えておきましょう。
■ 新しく作るなら、現在の公式案内を確認
2026年10月15日時点の公式資料では、新規のLIFFアプリはLINEミニアプリとして作成することが推奨されています。古い解説を参考にする場合も、現在の作成方法と照合しましょう。
また、未認証ミニアプリとして公開する流れと、認証審査後に利用できる機能は別です。作りたい機能に、どの条件が必要かを確認してから予定を組むと、後の手戻りを減らせます。
最初の一歩は、「予約を一つ完了する」など、小さな操作で十分です。利用者が迷わず使える流れを作り、必要な機能を確かめながら広げていきましょう。