「情報系の資格を取りたいけれど、試験制度が変わるらしい」。そんな話を聞くと、今の参考書で勉強を続けてよいのか、少し迷いますよね。
新しい情報を調べているうちに、何から始めればよいか分からなくなることもあります。まずは、自分が受ける年度と試験を整理するところから始めてみましょう。
■ ①「CBT化」と「新制度」は別の話
2026年度には、応用情報・高度試験・情報処理安全確保支援士試験のCBT化が進められています。一方、2027年度からは、試験区分などを見直す新制度への移行が予定されています。
ここで分けたいのが、受け方の変更と学ぶ範囲の見直しです。パソコンで受験するようになることだけで、勉強する内容がすべて変わるわけではありません。
💡 最初に確認したいこと
・いつ受ける予定か
・どの試験を受けるのか
・その試験に適用される資料はどれか
■ ② シラバスを「勉強の地図」にする
シラバスは、学ぶ知識や技能の範囲を確認するための資料です。参考書を読む前に目を通しておくと、何を身につけるための勉強なのかを整理できます。
ただ、用語の一覧を眺めるだけでは、自分が理解できているかは分かりません。「この内容を、自分の言葉で説明できるか?」まで確かめてみてください。
例えば、アルゴリズムなら、小さなデータで処理を追ってみる。セキュリティなら、具体的な場面で必要な対策と理由を説明してみる。学ぶ項目を、実際に取り組む行動へ変えていきます。
■ ③ 今の教材は、照らし合わせて使う
制度が変わると聞いても、今の参考書をすぐに全部買い直す必要はありません。まずは、受ける試験のシラバスと、教材の目次を見比べてみましょう。
教材を3つに分けて確認
① 引き続き使う部分
対象の範囲に含まれ、基礎の理解や演習に使える内容。
② 補足する部分
新しい分野や、技術・制度の更新を確認する内容。
③ 見直す部分
以前の試験時間や問題構成などを前提にした説明。
こうして整理すると、「全部やり直し」ではなく、どこを続け、どこを補うかが見えてきます。学んできた内容を確かめながら、次の準備につなげていきたいですね。
■ 今日の一歩は、学習目標を一つ選ぶこと
制度の情報を集めることも必要ですが、調べ続けるだけでは学習は進みません。受験する試験を確認したら、シラバスから一つの学習目標を選び、関連する問題に取り組んでみましょう。
その結果を見て、次に読むページや解き直す問題を決める。制度の変化を、自分の次の行動に変えることが大切です。
この記事は2026年10月9日に確認した情報を基にしています。新制度には予定・検討案が含まれるため、最新情報はIPAの公式案内で確認してください。