今朝、目を覚ますと、窓の外には森がありました。
昨夜から降り続いた雨が葉を濡らし、
木々は静かに呼吸しているように見えました。
昨日は妻と那須を訪れました。
もともとは近くへ出かける予定だったのですが、
ふと思い立ち、温泉と森を求めて那須へ向かいました。
途中、小さな神社にも立ち寄りました。
境内には、たくさんのフクロウたち。
大きな御神木は雨に濡れ、
何百年もの時間を見てきたのだろうと思わせるように、
静かにそこに立っていました。
森をつくり始めてから、本物の森を見る時間が増えた
少し不思議なことがあります。
自分の部屋に小さな森をつくり始めてから、
以前よりも、本物の森を見る時間が増えました。
最初は冷房装置の実験でした。
次は水でした。
魚でした。
植物でした。
そして、いつの間にか、
私は「森そのもの」に惹かれるようになっていました。
水が流れる。
植物が育つ。
魚が泳ぐ。
葉が増える。
昨日とは少しだけ違う姿になる。
毎日見ていても、同じ日はありません。
木々は、急がない
那須の森を眺めながら思いました。
木々は急がない。
雨も急がない。
森は、誰かに褒められようとして育っているわけでもありません。
ただ、その場所で、
今日できることを続けています。
少しずつ根を張り、
枝を伸ばし、
葉を増やしていく。
気がつけば、何年も何十年も経って、
そこに一つの森ができている。
人の仕事も、人生も、
本当はそういうものなのかもしれません。
私の小さな森も、まだ途中です
私の部屋にある小さな森も、まだ完成していません。
植物は育ち、
水は循環し、
魚たちはその中で生きています。
最初から今の姿だったわけではありません。
小さかった植物が大きくなり、
新しい葉が出て、
枝が伸びて、
少しずつ「森らしく」なってきました。
だから私は今、
100年の森
と呼んでいます。
100年使える装置という意味ではありません。
100年先まで、
人から人へ、
場所から場所へ、
森を育てる考え方が残っていったらいい。
そんな願いを込めています。
育つものには、時間がいる
仕事をしていると、
どうしても結果を急いでしまいます。
売上。
契約。
成果。
数字。
もちろん、それも大切です。
でも森を見ていると、
「育つものには、育つ時間がある」
と教えられます。
急いだから大きくなるわけではない。
水をやりすぎてもいけない。
何もしなさすぎてもいけない。
その時に必要なことをして、
あとは少し待つ。
会社も、人も、
きっと同じなのだと思います。
焦らず、少しずつ
今の私は、人生の後半にいます。
だからこそ、
何かを一気に完成させたいというより、
小さくても、次へ残るものを育てたい
と思うようになりました。
技術も。
仕事も。
人との縁も。
森も。
焦らず、少しずつ。
でも、止まらずに。
今朝もまた、森に学ぶ一日が始まります。
昨日より少しだけ育ったものを見つけながら。
そして今日できることを、
愛を込めて。
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