先日こちらの記事を読み、私も思ったことをブログに書きたいと思います。

あり得ないほどおかしい日本の聴覚障がいの認定基準 難聴ってそうなんだ!「聞こえづらい世界」の正しい理解を常識に(難聴の子を持つ家族会そらいろ 岩尾 2021/01/11 投稿) - クラウドファンディング READYFOR

 

 

クラウドファンディングに参加できず(気付いたのが遅かった・・・)、申し訳ないです泣くうさぎ

 

 

(先に言っておきますが、私はデジベルダウン運動に賛成ですうさぎのぬいぐるみ

 

 

私は大学生のときに聴力低下し、障害者手帳を取れないdBも経験しました。だんだん聞こえにくくなることが恐怖でした。後天性の聴覚障害ならではの視点でこのブログを書きます。

 

 

まず私は10歳頃に右耳が全く聞こえなくなりました。正直あまり覚えていません。小さかったからということもあると思いますが、0⇒100dBに一気になるとあまり「低下している」という感覚はないのかなと思います。

 

 

(dBは音の大きさです。一般的に0-25dBが健聴と言われる。数字が大きくなるほど聴覚障害は重いです。)

 

 

実際何月何日のどの日に聞こえなくなったかは分かりません。気付いたきっかけは「なんか違う、おかしい」と感じたことからです。急に片方から音が消えたという感覚がないのは、この音は右耳だけで聞いている、左耳だけで聞いているという状況がなかったからです。当たり前だと思うかもしれませんが、イヤホンで聞いていると、右耳から聞いている音と左耳から聞いている音をどちらの耳で聞いているか分けることができますよね。右耳のイヤホンを外したら、右耳からの音が消える。説明が下手ですが、意識的に音を分けて聞くということをしない限りどちらの耳が聞こえづらいかというのは分かりにくいと思います。私が小さいころはイヤホンをつけて音楽を聴くという習慣がなかったので、ただ「なんか違う、おかしい」と思ったことがきっかけでした。

 

 

そして前述しましたが、左耳は大学生のときに聴力が「だんだん低下」して、現在は60-70dBに落ち着きました。0⇒20⇒30・・・60と段階を経て低下していったのです。

 

 

これは右耳に起こった0⇒100、つまり一気に聞こえなくなったときの感覚とは全く違うものでした。

 

 

「低下している」ということが分かるのです。これは私の場合ですが、日に1dBも低下しないので、気付きにくいです。1か月や半年経って、低下していることを実感します。私の場合は3年くらいかけて60-70dBになりました。もちろんその過程で30dBや50dBのときもありました。

 

 

不安の毎日でしたが、パソコンで聴覚障害について調べまくっていました。そのときに日本の聴覚障害の基準を知って、絶望したのを覚えています。海外やWHOの聴覚障害の基準も知り、さらに絶望しました。世界では難聴と認められているのに、日本では認められていない。「こんなに聞こえないのに聴覚障害ではない」と言われている気がして。とてもじゃないけど、当時大学生の私のために両親が快く補聴器を買ってくれるとは思えませんでした。

 

 

経済的という面もあるかもしれないけど、「難聴は25-30dBからだ」と知ってもらうのもとても大切だと思います。難聴は外から見えない障害でdBという数値以外に何が助けてくれるんでしょうか。

 

 

(手帳を取得できない30とか40dBを経験した身から言わせてもらうとしんどいよ・・・?言い方悪いかもしれないけど、これほど支援に差があったら、いっそのこと70dBまでいった方が楽なんじゃないかと思う人も絶対いると思う。)

 

 

最近は25dB以上から難聴だとしている情報やサイトが増えてきて、自治体でも手帳を取れない人に対して、支援している自治体もあります。

 

 

世界の基準や制度と比べて、日本の制度が完全に劣っているというわけではありません。日本では「手帳が強すぎる」のです。言い方が正しいかわかりませんが、手帳を持っているか持っていないかで全然違います。どこかで線引きをしないといけないというのは分かりますが、二分化されすぎていると思います。

 

 

手帳が強すぎるあまり、手帳に該当しないレベルだから軽度だと思う人も中にはいます。これは当人ではなく、主に周囲の人が、です。前述しましたが、外から見えない障害だからこそ、正しい数値でレベルを設定し外から見えるようにし、軽度でも重度と同じく支援が必要なのです。

 

 

当時いろんな論文を読みましたが、補聴器購入への経済的支援という面だけを取り出すと、日本は手帳を持っている人に対しての支援が厚い。他国と比べても支援額は大きい方です。他国は一人あたりの支援額はそれほど大きいものではありません。ですが、その経済的支援を受けるのに「手帳」は必要ありません。30dBの人でも医師などの診断書があると全員が申請でき、支援を受けることができます。(4年前自分調べ、当時のリンクは探せませんでした)

 

 

日本の支援額でそのままデジベルを下げる(=支援を広げる)と、その分多額の予算が必要なので、何らかの対策は打たないといけないと思います。手帳を持っている人が支援を20万円ほど、手帳を持っていない人が0万円だと仮定して、手帳を持っていない人も持っている人も10万円になったら、当事者はどう思うだろう。今20万円の支援を受けている人たちは反対し、支援を受けれていなかった人は泣いて喜ぶかもしれません。

 

 

反対する人がいるということがデジベルダウンが進まない原因の一つなのかな(私の想像だけど)。私は手帳を持っていて、経済的支援を受けている1人だから、そんなやつに言われたくないと思う人もいるかもしれないが、デジベルダウンをする上で支援を広げるために支援額が低くなってもそれで救える人が多くいるんだったら、私は賛成します。

 

 

この考え方ができるのは手帳をもらえない程度も経たからだと思います。実際に先天性の重度難聴だったら、支援額が減るから反対する人もいるだろうと思います。実際に同じ聴覚障害者でも軽度の状態を経験しないと分からないことがいっぱいあると思います。逆もしかりです。

 

 

ただただ「平等」であることを望むばかり。手帳で差別が起こらないように。

 

 

チューリップ本日も読んでいただきありがとうございました。

 

 

※「他国」でまとめていますが、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、スウェーデン等。4年前の情報なので、変わっている可能性があります。

 

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参考資料(2022/2/5時点、ぱっと15分くらいで探したページです。。。)

 

【アメリカ】

Financial assistance to pay for your hearing aids | hear.com

 

【イギリス】

Hearing Aid Grants and Funding in the UK (hearingaidknow.com)

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