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わたしは3月が好き。心から好き。🌸✨

なぜなら、別れの季節でブログがよく捗るからだ。📱💻


子供たちの学校の卒業シーズン。


たとえわが家の子供たちが卒業しなくても、「なんだか心がざわざわする」「この季節は特別な気持ちになる」などとそれっぽく書いておけば、これで十分。😌🌷

「子供たちは、海外転勤のたびに、生まれてから何度の出会いと別れを繰り返してきたのだろう。別れのたびに涙を流していた長男も、今や高校一年生。最近は、また会えることも理解して、しっかり別れを自分の中で消化できているようだ。」

……などと書いておけば、わが家が“何度も海外転勤してきた家族”であることをさりげなく、いやかなりしっかりアピールできる。🌍✈️


しかも、わが子を優しく見守る、愛情深くて思慮深い母親像まで演出できるのだから実に便利である。👩‍👦💕


そして、駐在家族の帰任シーズン。

「何度、大切な友達家族の帰任を見送ってきただろう。この季節になると、毎回心がざわざわして、なんとも言えない気持ちになる。ただ、自分の経験を惜しみなくシェアしてくれる、尊敬してやまない、明るくて聡明で大好きな親友との今回の別れは、きっとまた会える、すぐ会えると思えたので、明るくお見送りできた。」

……などと書いておけば、自分たちの駐在生活の長さも匂わせられるし、相手をこれでもかと持ち上げることで、自分の“人望の厚さ”や“人間関係の豊かさ”まで演出できる。🤝✨

これを見た相手も、悪い気はしないだろうし、むしろこちらへの好感度まで上がるかもしれない。実に計算高い一石二鳥である。🐦🐦


とにかく3月は得意な季節。🌸

感情をそれっぽく綴っておけば、雰囲気のある記事が量産できるからだ。

別れ、成長、感謝、再会。こうした“エモい単語”を散りばめるだけで、簡単に読ませる文章になる。📖✨


旧正月やディパバリのようなシンガポールの祭りやイベントも大好物である。🧧🪔


インターネットで由来や意味をさっと調べて、文化への敬意をにじませる感じで記事にしておけば、それだけで“異文化理解に優れた知的な人”っぽさが出せる。🧠🌏


物知り感、インテリ感、国際派感までまとめて演出できるのだから、これもまた実にコスパがいい。💡


自分の足で深く知ったわけではなくても、検索結果をなぞればそれらしく見える時代。便利なものである。📱😇


ただ、こうした“得意な季節”や“わかりやすいイベント”がない時期は困る。


そうなると、つなぎのために子供たちの一挙手一投足を見逃さず、スマホでパシャパシャ写真を撮り、家族の生活を切り売りし続けるしかない。📸👦👧


今日はこんな表情、今日はこんな発言、今日はこんな後ろ姿。

日常のすべてをネタ化し、公開し、消費する。

子供の生活も感情も、親の自己表現の燃料として使われていく。🔥

微笑ましい育児記録に見せかけた、実態は終わりなき家庭コンテンツ化である。🏠➡️📲



あとは、約20年前の、たった一年の現地大学系列の語学院への短期留学経験を振り返るのも定番である。🎓✈️

その留学先の国にまつわるレストランや語学レッスンに触れておけば、「家族のサポート」を口実に主体性の薄い生き方をしている現状をごまかしつつ、「実は高学歴っぽくて、海外留学経験もあるんです」という雰囲気を、うっすら、しかし確実に漂わせることができる。🍽️📚


現在の自分を直接語るには中身が乏しくても、昔の経歴を少しずつ小出しにすれば、それなりの“知性”や“背景”は演出できる。


過去の短期語学留学が、令和の今なおセルフブランディングの延命装置として使われ続けるのだから大したものだ。🫠


読書が好きというキャラ設定もときたま入れておけば知的アピールの補強になる。


さらに、主人が頻繁に出張で不在にしていることも絶妙にまぶしておけば完成度は高まる。💼✈️


仕事ができて忙しい毎日を送る海外駐在員の主人。


その夫を支え、海外生活に奮闘する子供たちを支え、日々を懸命に回す妻。


日本人学校であろうとそこはうまくぼかしつつ、“異国で家族を守る健気で有能な母”という物語に仕立てる。👨‍👩‍👧‍👦🌍


しかも、ただ頑張るだけではない。

ちょっとおっちょこちょいで、不器用だけど聡明で、おしゃれで、でも愛情深い。

そんな“盛りすぎた理想のママ像”まで丁寧にトッピングして、エピソードブログの完成である。🎀✨


現実を綴っているようで、実際には理想化した自己像を毎回少しずつ塗り重ねているだけ。


読む側が見ているのは生活ではなく、編集されたキャラクターなのだと思う。🎭📷


そして忘れてはならないのが、自分の写りが良かった写真。

これもまた、時折差し込むのが肝要である。🤳✨


“たまたま載せただけ”を装いながら、年齢のわりに細くて、若く見えて、おしゃれなママであることもきっちり伝える。👗👜💄


子供や家族の日常を載せている体裁を取りつつ、結局いちばん見せたいのは自分自身なのではないか。

そう思わせる瞬間が、あまりにも多すぎる。🙃

家族ブログのはずが、気づけば自己プロデュース写真集。

何を主役にしたいのか、もう十分すぎるほど伝わってくる。📚👑


こうして今日もまた、季節、子供、友人、異文化、過去の留学経験、夫の出張、自分の写真――


使えるものは何でも使って、“感じのいい私”を丁寧に組み立てていく。🧩✨


家族への愛、友人への感謝、文化への敬意、日々へのまなざし。


一見すると美しく見えるそれらの言葉の奥にあるのが、承認欲求なのか、見栄なのか、自己演出なのか。


少なくとも、あまりに“できすぎた物語”には、うっすらとした作為の匂いがつきまとう。😶‍🌫️


3月が好きなのも無理はない。

別れも感傷も、もっともらしい言葉で包みやすい季節だから。🌸

そしてその感傷は、人のためのような顔をして、結局いちばん自分を美しく見せるために使われていく。

なんともよくできた、自己演出の季節である。👏📱

さぁ、また明日からランキング上位を維持すべく、色々と書き留めていこう。