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この何年かの円安と株高に対し、金融政策の正常化・円安解消を目的に、日銀が利上げに踏み切った結果、日本相場は大混乱に陥った。

 



利上げの目的の一つであった円安解消は円の急騰という形で一時的に達成されたけど、その副作用として日本株も大幅下落。



独立を旨としている日銀とは言え、事前に相談していて、政府としてもOKだしていたのだとすると、株の急落には政府も戸惑ったのではないかな。

 








素人目にみると、円安が株高をもたらしていた面が大きいので、円が高くなれば株が安くなるのは日銀や政府もある程度分かっていたのではと推測するけど、ここまで下落するとは思わなかったのかもしれない。



報道をみていると、日銀総裁が今回0.25%程度に短期金利の誘導目標を引き上げることに加えて、コメントの中で近い将来の更なる利上げの可能性も示唆したことで、市場が動揺して想定よりも大きな円高がもたらされてしまい、それに応じて株も想定以上に下落してしまったということなのかな。

 


そんな中で先程、日銀の副総裁が「不安定な状況で利上げをすることはない」とのコメントを出して、日銀総裁の先のコメントを実質修正したことで、円安方向に動き出した。



日本株も大幅下落の反動で4営業日ぶりに急反発し、今日も値を戻してる。

 


個人のコメントで為替も株価も乱高下しているようで、なかなか興味深いこの数日。

 

 

シンガポールドルも、ついこないだまではSGD=120円に向かっていたのに、利上げ後110円を切った後、今日は111円台。

 

数日間で10円の変動。足下のわが家の生活には何の影響もないけど。