虫が食べた野菜は安全なの?
僕はスーパーで野菜と果物を売る仕事をしていますが、
たまに聞くのが、
「虫が食べた野菜は安全」
「虫が食べた野菜は美味しい」
という話です。
さあ、これは本当なのでしょうか?
虫が食べた野菜。実は・・・
結論から書きますと、
虫が食べた野菜は、やめた方がいいです。
その理由を解説していきます。
このシリーズの最後に、買ってしまった場合、
どうすればいいか紹介します。
虫が集まるのはどうして?
虫が集まる理由は様々あります。
例えば深夜のコンビニは、煌々と明かりがついていますが、
光で引き寄せられます。
もう一つ、臭いです。
虫は腐敗臭や異臭のするものに寄ってきます。
腐敗臭や異臭がするということは、
死んでいるか、弱っているかということでもあります。
食虫植物は、わざと腐敗臭を発生させて、
虫をおびき寄せます。
そして寄ってきた虫をパクリ。と食べます。
そしてもう一つ。窒素です。
虫や病原菌は、窒素を多く含む野菜を好みます。
窒素は野菜の中でアミノ酸に変換され、
それを目当てに寄ってきます。
野菜が傷んでいなくても、この窒素が過剰になってしまうと、
虫食いが起こりやすくなります。
自然界は弱肉強食
人間は、周りに食べ物がたくさんあるので、
お金さえあれば、簡単に食べ物にありつけます。
しかし、自然界の生き物たちはどうなのでしょうか。
日々、生きるか死ぬかの狭間で生きています。
人間たちに育てられている野菜も同じです。
野菜は人間に食べられるために生きていません。
子孫を残すために、
生きるか死ぬかの狭間で生きています。
そんな生存競争の中で、
野菜はもし何者かに、少しでも食べられたらどうでしょうか。
その野菜にとって、
生きていくために不利になってしまいます。
これは動物界でも同じです。
草食動物を狙う肉食動物は、
群れの中の弱い個体に狙いを定めます。
野菜たちもわざと、食べられるための個体を作ります。
その戦略により、子孫を残す野菜を守るのです。
これは面白いことに、大きな野菜が食べられるための囮になります。
そして、小さい個体を次の世代へ残すのです。
しかし、人間が余計な手間をかけてしまうことによって、
野菜たちの努力が無駄になってしまうのです。
つづく


