糖の代謝が良い状態とは? | 最果てなど無いと知る〜健康を本質から考えるブログ〜

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これは僕の職場での健康診断の結果です。

ちゃんと本名も公開しておりますウインク

 

この中の糖代謝のところをご覧ください。

 

 

僕はメインのエネルギーを糖にしているので、

1日に250〜300g近くは、

果物、さつまいも、黒糖、粗製糖からの糖を食べてます。

これが2年半以上も続いています。

 

 

2年の健康診断ともこの日は、食後1時間くらいで血液検査をしたのですが、

血糖値は正常です。HbA1cも正常です。

しかし、HbA1cの基準値は年々下がっているように思えますね。

まあ、HbA1cなんてただの目安に過ぎませんが・・・

もちろん薬など全く服用していません。

 

 

糖尿病の人がよく言われること。

「甘い物を控えなさい」

僕のようにたくさん糖を食べているのなら、

僕はすでに糖尿病になっているはずですよね。

なのにどうしてでしょうか。

 

 

糖をたくさん食べているのに血糖値が上がらないのは、

僕は油を極力摂らないようにしているからです。

食べ物自体が持っている油は仕方ないとして、食用油を使わないようにしています。

摂るとしたら腸内細菌のコントロールのためのココナッツオイルと、

料理でバターを少し使うくらい。

特にオメガ3、6、9の植物油脂は全く使いません。

加工食品については、飽和脂肪酸を使ったものを選んで食べるようにしています。

 

 

油が無ければ細胞は糖しかエネルギーとして使えないので、

糖は血中に留まらずに、速やかに細胞に取り込まれます。

なので血糖値は糖を摂った直後は上がったとしても、すぐに下がり始めます。

これが糖の代謝が良い状態です。血液検査の結果に現れていますね。

 

 

糖はカロリーだけでみると、油の半分以下です。

糖だけをエネルギー源にした場合、成人の基礎代謝量が1200kcalとすると、

300gは食べてもいい計算になります。

ただし、摂ったカロリーは全てがエネルギーになるとは限りません。

 

 

運動量によって糖が使われず余った場合は、脂肪に変換して、皮下脂肪になります。

これを脂肪新生といいます。

 

 

この時の脂肪は、酸化しにくい飽和脂肪酸になります。

しかし、

脂肪新生は糖が作るエネルギー量の3割を使って変換するので、

エネルギーの無駄遣いなのです。

そのため、余った糖のエネルギーは体熱として放出します。

脂肪新生は果糖だけで見ると、500g以上摂らないと脂肪新生されません。

 

 

と考えると糖代謝を悪化させて、一番太りやすいのは、です。

 

 

また糖の代謝を邪魔するのも油です。

油を使った料理は、意図せず油の摂り過ぎになります。

今の時代は油を使った食べ物がとても多いので、

これが知らずのうちに糖代謝を悪くさせる原因となっています。

 

 

加えて糖の摂取を控えると、

膵臓のインシュリンを出すβ細胞が少なくなることが分かっています。

これによって糖の代謝はどんどん悪くなります。

身体に入ってくる糖の量が少なくなると、

身体は糖代謝の機能はあまり重要ではないと判断し、

その機能を退化させていきます。

 

 

β細胞を維持するにもエネルギーが必要なので、

エネルギーの無駄遣いと判断されるためです。

身体にとって使わない機能はエネルギーの無駄遣いなので、

退化させていくということですね。

なので、ある程度糖を身体に入れると、膵臓のβ細胞が増えることも分かっています。

 

 

加えて運動です。

運動は身体へエネルギーの流れを強制的に作ります。

僕のおすすめとしては、筋トレです。

 

 

有酸素運動は別の理由でおすすめしません。

筋肉にはエネルギー産生工場であるミトコンドリアが多いので、

筋トレをすることでミトコンドリアを増やし、エネルギー産生を増やします。

僕の場合は仕事が青果業なので、重い果物や野菜を運ぶといった結構な肉体労働です。

日常的に筋トレをしているようなものなので、糖代謝に一役買っています。

 

 

筋トレする前にしっかりと糖を摂って、

油を極力摂らないようにする。

これが糖の代謝を良くする秘訣です。

油の本来の役割については、こちらの記事でどうぞ。