ブラインドサッカーとの出会いは2002年でした。


最初に会ったのは石井さんという、現在のブラインドサッカー協会の方です。


会った日は今でも忘れられない2002年6月9日。


そう、あのロシア戦の日です。


「学生サッカー祭」


まあ2002年の中ではinfinityとして一番大きなイベントにチャレンジした日です。


この中でフットサル場を開放して、日本人や外国人が自由にボールを蹴りあえるコーナーも作りました。


石井さんはここに現れたのです。


最初に話しかけられたのは当時フットサル担当だった竹内でした。


そして竹内がオレのところに相談にきました。


「目の見えない人も一緒にボールを蹴りたいらしいんだけどどうしよう?」


みんなで色々話し合った結果、危険性なども考えてその場では参加できるコンテンツはご提供できませんでした。


そんなオレらに石井さんは何も文句も言わず、


「そうですか、でもこんなサッカーもあるって知ってください」


と、音の鳴る鈴の入ったボールを手渡してくれました。


これが生まれて初めてブランドサッカーのボールに触れた瞬間です。


イベント終了後、竹内が言いました。


「オレたちって無力だな」


サッカーは友達を作るスポーツとか言いながら、今日来てくれた人に何もできなかった。


サッカーがあれば誰とでも仲良くなれるとか言いながら何もできなかった。


自分たちの無知さ、無力さにとても落ち込んだのをよく覚えています。


これがinfinityとブラインドサッカーとの始まりです。


でも今は違う。


ブラインドサッカーとの距離も非常に縮まりました。


ブラインドサッカーというスポーツを全力で応援している仲間もいます。


ついに来週からアジア選手権。


今なら石井さんに胸張って、


「一緒にサッカーを楽しみましょう」


って言える気がする。


ある意味その一つのゴールであり、集大成が今回のアジア選手権なのかもしれないな。


そう思うと、オレにとってもさらに重要性が高まってきた気がする。


オレの成長、inifnityの成長、石井さんに感じて欲しいな。


そしてあのとき一緒に無力さを痛感した竹内にも感じて欲しいな。


そしてinfinityのみんな、今こそ立ち上がろう。


inifinityの仲間が、


同じサッカーを愛する仲間が、


全力で立ち向かう大会がこれから始まります。


「何かできないかな」


ってみんな考えてみてください。


infinity全体で考えれば自然と大きなエネルギーが生まれるはず。


うん、これは大切な大会だよ。


1試合でいいので日本代表のために、仲間のために来てください。