緊急事態宣言の出される中、カルチャースクールや公民館なども、講座が中止や延期となるところが出てきています。

毎日文化センターの1月分はお休みになりました。後日振替など行う予定ですが、正式に決まりましたらまたお知らせいたします。

綾瀬市立中央公民館での『源氏物語』講座も、日時変更になっております。

第一回
変更前1月25日(月)10時~12時
     →変更後3月1日(月)10時~12時
第二回
変更前3月1日(月)10時~12時
     →変更後3月8日(月)13時~15時



変更後の日程で無事に開催できることを祈るばかりでございます。




NHK学園市川オープンスクールでの古典講座は、今のところ予定通り開講です。

このスクールが入っているアイリンクタウンでは、45階からの見晴らしを楽しめる無料展望スペース開放されているのですが、こちらは当分閉鎖とのこと。

スクールにお越しの方だけ、講師証・受講証を見せることで入場できるとのことです。


さて、1月からの「もういちど、古典文学」では、“戦い”をテーマに5回の講座をお届けします。


  • 意外に風流? 武将の和歌を味わう
  • 平家物語の劇的な合戦シーンを読む
  • 激動の七世紀――血みどろの権力争いと文学
  • 一人をめぐって恋の争い――市川・真間の手児奈、源氏物語、梅ごよみなど
  • 「孫氏の兵法」に読む戦いの極意とは?


年明け第一回は、武将の和歌。源平の武士、足利将軍、戦国武将などの和歌を味わいました。

受講者さんからの1番人気は「大海の磯もとどろによする浪われて砕けて裂けて散るかも」(源実朝)でした。「歌枕」としての海を詠むのとはまた違う、実朝ならではの実景・実感の和歌という感じを受けます。

彼の『金槐和歌集』を読んでいると、季節の歌や恋の歌は古歌や同時代の歌に学んだ新古今和歌集ふう、雑の歌は体験や考えを率直に詠んだ万葉集ふう、といった感じがあります。上の歌は、雑の歌です。

2番人気は、足利義満「薄氷なほ閉ぢやらで池水の鴨の浮き寝を慕ふ波かな」でした。

池に氷が張り、わずかに残る水面に鴨が浮き寝をしている。冷え凍る冬景色のなか、唯一命を感じさせる鴨を慕うかのように波が打ち寄せている。擬人法の効果的な、美しい一首です。

3番人気は、戦国大名の今川氏真の辞世の歌。

今川義元の子で、蹴鞠が得意だったことで有名です。大河ドラマの直虎で、尾上松也さんが演じていたのを覚えている方もいるのでは。風流ごとには強かったものの、戦国武将としての才覚には欠けており、暗君扱いされることも多い人です。

「なかなかに世をも人をも恨むまじ時に合はぬを身の科(とが)にして」

人生を象徴するような一首ですね。
 

吉田裕子の携わった古文の本

 



 

吉田裕子担当の連続講座(カルチャースクール)

単発参加も可能な吉田裕子主宰の講座

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