赤穂浪士の討ち入りの日付=12月14日が近付くと、ちまたで、忠臣蔵関連の企画が増えますね
今、国立劇場では、大劇場で歌舞伎、小劇場で文楽による『仮名手本忠臣蔵』が上演されています。
テレビでも、今週の土曜日(10日)、『古舘トーキングヒストリー』という番組で、討ち入りのことを取り上げるようです。
それらの企画よりも少し早く、11月27日(日)、われわれ吉祥寺 古典を読む会においても、忠臣蔵(赤穂事件)を取り上げました。
こちらは当日、解説に使用した年表です。
今回、講座前半は歴史のお時間。史実としての赤穂事件がどのような時代、社会風潮の中に発生したものなのかを確認しました。
いわゆる“忠臣蔵”の一連の事件は、将軍でいうと、徳川綱吉の時代です。武断政治から文治政治への転換が見られた時期です。
吉良家や上杉家のしまらない対応も、赤穂浪士たちへの支持も、このタイミングだったからこそ見られたものではないかと私は思っています。
そして、後半は浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』。
史実では不明な部分を埋めるように物語が作られている。そんな点に着目しながら、実際の文章を読んでいきました。
史実と作品とを比較してみたことで、上方の浄瑠璃という文芸ならではのアプローチ方法も見えてくるような感じがしました。
さて、ご感想を少しご紹介します
上方の浄瑠璃は人情味があって面白かった。
敵討ちということだけで認識していた
忠臣蔵の見方が変わりました。
とっても楽しかったです。
歌舞伎を観る時、今まで以上に
楽しくなりそうです。
システム化されていく時代だからこそ、
赤穂浪士たちの行動に皆が心打たれた
という点に納得しました。
いつも皆さま、ご参加&ご感想ありがとうございます。
さて、次回は12/18(日)14時〜『源氏物語』です。扱うのは主に『御法』『幻』の巻。心身ともに苦しみぬいた果てに、紫の上がたどり着いた静かな境地とは。また、紫の上の病や死にひどくうろたえ、呆然と悲しみにくれる光源氏の様子を読む予定です。
気になる方はぜひ、こちらをお読みのうえ、お運びくださいませ。

