今日は【 お茶の水女子大学附属小学校の公開研究会 】に参加しました。
私は、学生という立場で(参加費も学割価格で(笑))参加していますが、本当に全国各地から、たくさんの現職の先生が参加されています~。
この小学校のテーマは、
●交響して学ぶ子を育てる
●異質性が行き交うシティズンシップ教育
だそうで、授業でも、児童一人ひとりの言葉や行動をどう引き出すか、ということにこだわっている先生ばかりでした。
とはいえ、ただ自由に本人の意見を発表させているだけでは、場がカオスに陥ってしまいます。
自分と他人との考えの違いを発見し、そのことに興味を持ち、相手の話をじっくりと聞いて理解する……そうした場を作るために、教師がその場で果たすべき役割とは何なのでしょうか。
その一つの実践として、国語(ことば科)の先生方が工夫されていたのが、発表の枠組み作りでした。
例えば、「モチモチの木」では、“マ・メーター”という視点を導入していました。(命名は児童だそうです(笑))
じさまが腹痛に苦しんでいるとき、豆太が医者を呼びに行こうとしますが、それは一体「誰のため」に走っていたのでしょうか。
それを、マ・メーターとして数値化させるんです。(例:じさまのため70、自分のため30)
あえて数値化してもらうことで、お互いの違いが可視化され、その驚きから興味が生まれ、お互いに、そのように数値付けた理由(自分の考え)を説明しやすくなります。
何かちょっとした枠組み(制約・ルール)を作ることで、かえって一人ひとりの意見が研ぎ澄まされ、より豊かに羽ばたくというのが面白く、子ども達の意見に聞き入ってしまいました☆
さて、個人的な意見としては、評論だろうが物語だろうが、文章読解については、一定のレベルまでは共通認識として持つべき正解がある、と思いますし、それはきちんと理解できるように教えないと、伸びるものも伸びないと思っています。
(言葉の意味、指示語などの論理の流れ、5W1H的な内容把握あたりでしょうか。)
そうした部分と、一人ひとり(教師本人も含め)の多様な感性で楽しむ部分とを区別しつつ、教師の役割を自覚し、現場に真摯に向き合い続けることの大切さと難しさを感じました。
しかし、楽しそうに学ぶ子ども達を見ているのは本当に楽しかったですし、最後は、「のはらうた」の工藤直子さんの講演も聞けて、楽しく勉強させてもらいました

★ホームページはこちら(吉田裕子の国語教室)。国語ネタは「国語エッセー」ブログに掲載しています
★大人向け古典講座(公開講座)、次回は3月3日(日)PM【大人のための高校科目教養講座 古典&化学】。紫式部から夏目漱石までを題材にし、”古典作品に見る「働く」をめぐる葛藤”というテーマでお話しします。



