たとえを出すことって、
子ども達に分かりやすく教えるための常套手段だと思うんですが、
たとえの出し方って、
教師本人の理解度や教養、
そして教える上でのセンスが問われるところだと思うんです。



わたし自身が生徒だった頃、
説明したいものの本質から大きくズレた例を挙げる先生に対しては、

「教科の専門家として信頼できないな」

という思いが強くなって、質問もあまりしなくなりました。



得意なこと、好きな教科、興味のある単元に対しての、
子どもの本質的な理解って、
時に大人がハッとする程に鋭いものです。

だから、教師が、いい加減な理解に基づいて、
場当たり的なたとえを出してしまうと、
それに強い違和感や不信感を覚えてしまって、
それ以降の話が全然耳に入ってこない、
という体験をする子どもも多いんですよねあせる



先生が適当に誤魔化したことを、
辞書やインターネットを駆使して反駁してくる子は、
単に、先生に嫌がらせをしたい訳ではなくて、
本当に納得がいかなくて
つまずいたりいきどおったりしている場合が多いと思いますむっ



国語、特に、高校の現代文では、
難しい哲学的な概念を取り上げることも多いので、
「謙虚に学んで、誠実に解説をしないといけないよなぁ…」
としみじみ思う今日この頃です。

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ちくま評論選―高校生のための現代思想エッセンス/筑摩書房