心理学関係の本は、
「自分について知りたい・分かりたい」
という動機で手に取ることが多いのですが、
今回の『依存症のすべてがわかる本』も、
そんな思いから読んだ1冊でした。


依存症のすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)/渡辺登監修




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精神医学で病気として認められているものと、
そうでないものがありますが、
大きく分けて、依存(症)には、

●ギャンブルや買い物、恋愛、万引きなど、
 何かしらのプロセスに依存してしまうもの

●人に依存してしまうもの

●アルコール、ニコチンなどの物質に依存してしまうもの


の3種類があるそうです。



その中でもわたしが気になっていたのは、
人への依存でしたが、
人への依存にも、

●誰かに頼りきって生きていきたい依存性人格障害

●誰かの面倒を見ることで安心を感じる世話型依存

●上記2者の思惑が噛み合うところに成立する共依存

●他人や組織のトラブルの解決に首を突っ込みたがる介入型依存


などの種類があるそうです。




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人への依存にも、色々なタイプがある訳ですが、
共通する特徴として、
「縦(上下)の人間関係」
ということが言えます。


上下関係、優劣の意識が、
コントロール欲求と複雑に絡み合い、
安心を求める気持ちから
強迫的にエスカレートしたのが、
人への依存状態なのだ
と、
わたしは理解しました。



「複雑に」と書きましたが、
「自信のない人が、
何かしらの理由
(たとえば、アルコール依存症や病気、過去のトラウマ)をつけて、
周囲の人を振り回して
振り回されてくれる人がいることに安心を覚える」

といった例を考えてみると、
その、一筋縄ではいかない、
複雑ないりくみ方が実感されるかと思います(・ω・;)




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本書では、
悪い依存の人間関係に陥ることを避けるために、
上下関係のない、フラットな、
横の人間関係を持つことを提案しています。



逆に言えば、
地域社会が希薄化し、
学校も職場も競争の激しい場所になっている現代、
横の人間関係は持ちにくくなっているからこそ、
悪い依存的な人間関係がはびこりやすくなっている訳です。

Facebook等を通じての社外人脈が注目されていますが、
わたし達は、意識的に、
フラットに語り合える仲間や友人を
探していかないといけないのかもしれませんね。




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そうした横の人間関係を通じて、
個人としてのバランスを保ち、

「主体性のある人間として、
 相手を尊重しながら、
 お互いに助け合い、支え合う」


というよい意味での依存を通して、
1人きりでは感じられないような、
深い安心や満足を味わえたら素敵だなぁ、と思います。