人のセックスを笑うな [DVD]/永作博美,松山ケンイチ,蒼井優


タイトルから、勝手に、
山田詠美的な内容を想像していたものの…

実際に観てみたら、
江國香織を連想しました。

落下する夕方 (角川文庫)/江國 香織


展開も、空気感も、
「落下する夕方」で味わったものに近い気がします。


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『人のセックスを笑うな』(Wikipedia)


山崎ナオコーラの小説作品。

2004年11月に、河出書房新社より、
2006年10月には河出文庫としてその文庫版が発行された。
2004年の第41回文藝賞を受賞、
翌年の第132回芥川龍之介賞の候補作にも選ばれた。

2007年、井口奈己を監督に、映画化され、
2008年に公開された。

過激な題名とは裏腹に純粋な恋愛ドラマで、
19歳の男と39歳の女、年の離れた男女の恋愛模様を描く。

■キャスト
みるめ:松山ケンイチ
ユリ:永作博美
えんちゃん:蒼井優
堂本:忍成修吾
山田先生:温水洋一
猪熊さん:あがた森魚
じいちゃん:三代目桂春團治


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これを見ていて気付いた、というか、思い知らされたんですが、
私が「憧れを抱いているんだけど、素直にそうとは認めたくない」女性像が、
この作品のユリであり、
『落下する夕方』の華子なのです。

アーティスティックな感性を持っていて、
喜怒哀楽が豊かで、
世間体やしがらみ等に対して自由奔放なひと。

(だからこそ、悩みが深い面もあるんですけど…)

そして同時に、、、

そんな彼女の危なっかしさを見守る、
どちらかというと常識的で堅実なタイプの男性。
しかも、
そんな男性が、
周囲の反対などにも目もくれず、
一途に彼女を大切にする感じ。


…に憧れているんでしょうね。


そんな願望。
叶うんでしょうか(笑)