マンガで読む「ロングセラー商品」誕生物語―誰が考えたのか、どうやって作ったのか (PHP文庫)/藤井 竜二

を読みました~(*´∇`*)

ミツカンの味ぽんや、
ダスキン・ゴキブリほいほいなど、
私達の身近にあるロングセラー商品の
誕生秘話が描かれています☆★

予想以上に長く深い歴史を持つ商品が多く、
夢中になって読んだんですが、
これらの商品には、大きく分けて、
4つの特徴があるように感じました(・ω・)ノ


1.理念や逸話のある商品

例えば、昭和10年に商品化されたヤクルト。
開発した代田稔さんは、
もともと医者志望だったそうです。

しばらくして日本が戦争に突入し、
様々な物資が不足し、
ヤクルトの原材料の値段も高騰しましたが、
栄養不足の子供達を元気にしたいという想いで、
ヤクルトを全国に廉価で売り続けたんだそうです。

「人も地球も健康に」
のキャッチコピーが、
本当に心に響きます(^ー^)ノ

儲けはもちろん大事ですけど、
こんな風に、開発者の熱い想いがこめられた商品が、
長く愛されるんですねー(*´∇`*)



2.制約を逆手にとっての成功



長澤まさみちゃんの告白のCMが眩しいカルピスは、
初期から「カルピスは初恋の味」というフレーズで
人気を博していたらしいのです☆★

それで、もともとのパッケージは、
七夕伝説をイメージして、
天の川のように、
紺地に白の水玉のパッケージだったんですって。

それが戦時中の物不足で、
青インクが足りず、
仕方なく、白地に青の水玉に変えたところ、
これが大当りで、
今に繋がったというのです。


醤油のキッコーマンは、
終戦直後、GHQが製造過程へ口出ししてきたことを元に、
安価大量生産の方法を編み出したそうですし…
ピンチをチャンスとして跳ね返した企業が、
成功を収めているわけですねo(≧∇≦o)


3.粘り強い宣伝

昨日の日記でも触れましたが、
http://ameblo.jp/infinity0105/entry-10091170805.html
新しいモノは、
受け入れられるのに時間がかかります(>▽<;;

膨大な開発費を注ぎ込んだのに売れないとなると、
普通の会社は焦ってしまい、
やれ撤退だ売却だと早急に動いてしまうことも多いですよね。。。

でも、そこで、商品に自信のあった彼らはあきらめず、
工夫した広告を打ち続け、
誠意をもって、街を回ることで、
ヒットを勝ち取ったのです!!!

何と、キューピーマヨネーズは、
売り出し当初、
商品を世間に広めるため、
売上と同額の広告宣伝費を投入していたそうですよ。


4.柔軟かつ積極的な意見の取り入れ

ヤクルトの販売を担うヤクルトレディの仕組みは、
お客さんの「女の人が届けてくれる方が安心」という声を
もとにしてスタートしたそうですし、
蚊取り線香のあの渦巻き型は、
開発者の奥さんの何気ない一言がもとだそうです。

会社が古く&大きくなるほど、
保守的・閉鎖的になりがちですが、
鋭敏なアンテナ
柔軟な姿勢は大切ですね(^ー^)ノ



NHKのプロジェクトXもそうでしたが、
こういう開発ドキュメンタリーって、
エネルギーに溢れていて、
すごく刺激になります!!!!


今日も頑張ります♪♪