不動心/松井 秀喜

彼氏が保護者会の中で、この本の、

「努力できることが才能である」

という言葉を引用して話をしたそうで、

ちょっと気になって読んでみましたヾ(=^▽^=)ノ


本当に面白い本でした☆★

interestingの意味でねッ。


「スランプになったときでも、思考やスタンスがブレないように、

自分の根幹の部分を日頃から強固にしておく、

鍛えておくことが大事だと思っています。」


「悔しさは胸にしまっておきます。

そうしないと、次も失敗する可能性が高くなってしまうからです。

コントロールできない過去よりも、

変えていける未来にかけます。」


などなど、彼が野球を通して学んだ人生訓が散りばめられていて、

単なる著名人エッセーとは一線を画した、

深い一冊になっています!

両親から多くの知恵を学び、

自ら膨大な読書に取り組む彼の語りは、

知的で、示唆に富んでいます。

「考える人」だなぁってしみじみ感じます。



最近、こういう人をすごいなぁと思います。

スポーツや趣味などの、

ひとつの分野のことから、

人生総てに通ずるような普遍的な学びを得られる人。


そういう感受性を持つ人は、

数学の勉強を通して論理性を、

社会の勉強を通して異文化への興味・理解を、

身に付けることができるのだろうなぁと思います。


私自身は、対照的に、

「三角関数が人生の何の役に立つの?」

と思いながら学校の勉強をしてきたタチです。

磨かれる本質的なチカラのことなんて思いも寄らなかったですね。


だから、細かい知識を忘れてしまった今、

学校の勉強を通して私に残ったものは少なくて。


もったいないなぁと思います…。