最近、数学がわかるようになりました、( ̄▽ ̄)V
…現役受験生のときより圧倒的にわかっています(笑)
あの頃、総勉強時間の半分くらいは数学に充てていて、
やたらと演習を積み重ねていたので、
大量の解くテクニックが頭に貯め込まれていたし、
それを素早く取り出せる状態は維持していました。
だから、定期テストやセンター試験はお手のもので、
その結果だけ見れば、まるで数学は得意科目のようでした。
…が。
パターン暗記じゃ太刀打ちができない二次試験では、
情けないほどボロボロで、
入試当日、数学の試験後はショックで涙が止まりませんでした(ノ><)ノ
今、あの頃よりも、テクニックは全然ないですが、
深い納得感を持って解き進めたり、
生徒に説明したりすることができマス。
何でだろう、と考えてみると、
私に、論理性や本質的な思考力が身についたからだ、
という気がしています。
大学入試には批判も多いですが、
私個人としては、意外によくできている気がしています。
問題の作り込み方次第ですが、
各科目の試験を通して、
本質的な力を持つ人間か、
あるいは、膨大な受験テクニックの習得に時間と労力を注ぎ込むだけの
根性や強い入学意志を持つ人間を
選び出せるんですからねー。
塾はどちらのタイプの受験生を育てるべきか、という問題は、
結構、意見が分かれるところだと思います。
皆、本質的な力が大事なことは分かっていても、
それは個人個人のポテンシャルによるところが大きいですから。
受験という短期的な目標に向けて、即効性があるのは、
やっぱりある程度のテクニックですから。
でも、勉強という行為自体の大目的が、
そういう本質的な力の育成にあることは意識しておくべきかもしれません。
じゃないと、一枚一枚の小テストや模試が、
手段じゃなくて目的にすりかわってしまいます。
色んな制度が整っている塾こそ余計に、ね。