さて今日は、ES(エントリーシート)を書く際に、企業の“求める人物像”という幻想に振り回されない!というお話です。
就職活動が活発になってくる秋頃から、やたらと「求める人物像」や「企業が求める人材」という言葉を耳にするようになります。
この時期になると合同企業説明会なども行われ、就活生も次第に企業が発信する情報に敏感になってきます。
どの就活生の方も、志望する企業が「どのような人材を気に入ってくれるのか?」「どのような人物なら内定されるのか?」ということを考え始めますよね。
そのお気持ちはよく理解できます。
でもここで、少し考えてみてください。
企業の「求める人物像」や「求める人材」とは何でしょうか?
この情報の多くは、企業のホームページにある採用欄から発信されていることが多いようです。
また、経団連(経済団体連合会)が加盟企業に行うアンケートの調査結果という場合もあります。
いずれにせよ、企業側が発信している情報であることは確かですので、“情報の精度”という意味では信用することが出来るものです。
しかし、発信元が企業であれ、経団連であれ、就活女子のみなさんが鵜呑みにしても良い情報なのでしょうか
「それはそうですよ!だって人材を募集している企業が発信している情報なのですよ!」「採用の判断をする企業が、わざわざ“求める”と言っているのですから、正しいに決まっています!」など、就活女子の方からのお怒りの声がまたまた聞こえて来そうです。
確かに、その通りですね。
就活生を募集する企業が“求める”という言葉を使って、就活生にメッセージを発信しているのですから、“違う”なんてことはありません。
お考えの通りかと思います。
実際に、企業としては“求めている人材”を言葉にすると、“このような人物になる”という事を伝えてはいるのです。
例えば「チャレンジ精神」「成長意欲」「コミュニケーション能力」などですね。
でも、これって漠然としているし、人として基本的なことであると思いませんか?
就活女子のみなさんは、“チャレンジ精神”があるからこそ大学で学び、厳しいと言われている就職活動に果敢に挑戦されています。

“成長意欲”にしても、今より少しでも素敵な自分になりたいと思っているからこそ、企業研究などの就職活動に関する情報を得ようと努められているのですよね。
また、就活女子のみなさんにとって“コミュニケーション”なんて基本中の基本。
“コミュニケーション”できなければ、大学における友達との付き合いや、ゼミにおける他の方々との交流に支障をきたすことになりますものね。
でも、“企業が求める人物像”って毎年少しずつ変わりますが、以前と比べて企業は変わってきているのでしょうか?
ご存知のように企業は多くの人が集まって成り立っています。
“企業=人間(ひと)”なのです。
となると、就活女子のみなさんのOB・OGも含めて、企業で働いている人達が以前に比べて大きく変わったのでしょうか?
そんなことはありません。
確かに、時代に合う姿に変化しているように見えるかもしれません。
しかし、“企業=人間(ひと)”なのです。
それほど大きく変わるということは無いのです。
であれば、“企業の求める就活生”もそれほど変わっていないのです。

もちろん、時代に合った表現や言葉になっているかもしれません。
しかし、本質的には企業は同じものを求めているのです。
それは、就活女子のみなさんの“人柄”です。
この“人柄”というのは笑顔や優しさもありますが、「どのような困難があり、どうやって乗り越えてきたのか?」「その経験から何を学び、どのように今とこれからに繋げようとしているのか?」でもあるのです。
そして企業はESや面接を通じて、就活女子のみなさんの“人柄”を確認しているのです。
ESを読む採用担当者は、書かれた内容から就活女子のみなさんの“人柄”をイメージします。
面接官であれば、就活女子のみなさんとのやり取りを通じて、“人柄”を把握しているのです。
また、この“人柄”というのは「同じ職場になった時、一緒に働けるかな?」「職場の他の社員とうまくやっていけるかな?」「指示したことをキチンとやってくれるかな?」などでもあるのです。
ですので、企業が“求める人物像”なんて大仰に言ったりしていますが、そんなに難しいことでは無いのです。
就活女子のみなさんが職場に配属された時、「同僚や先輩、上司とうまくやっていけるか?」「他の人達と協力しながら仕事が出来るか?」「仕事をしていると大変な事も多いけれど、それを乗り越える気持ちの強さを持っているか?」を確認したいだけなのです。

そして求める人物像の一番に挙げられる「コミュニケーション力」なんて最たるものです。
要は、企業に入って他の人達とうまく仕事が出来るということです。
ですので、就活女子のみなさんは、普段から周りの人達とうまく“コミュニケーション”されているので大丈夫です。

ここで大切なのは、就活女子のみなさんが自分自身をしっかり持っているということ。
みなさんの中にある素晴らしいもの、素敵な能力をキチンと自分自身が理解し、把握するということ。

これが最も重要なことなのです。
就活女子のみなさんは、とても素晴らしい“人柄”を持っているのです。

その人柄をESや面接で、採用担当者や面接官に伝えれば良いだけなのです。
決して、企業の求める人物像などに振り回されないようにしてください。
このような幻想に惑わされ、在りもしないものに自分を変えようとして、みなさんの良さが見えないなんてことにならないようにしてください。
もう一度言います。
企業の求める人物像などは、ただの幻想にしか過ぎないのです。
昔から“企業=人間(ひと)”が求めているものは変わっていないのです。
企業が求めるもの、それは就活女子のみなさんの“人柄”なのです。

就活女子のみなさんの魅力的な“人柄”が、採用担当者や面接官に伝われば大丈夫。
そうすれば、絶対に内定します。
