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桂はいつも、悩み迷う。


自分の歩んできた道、これは果たして「自分の」道なのだろうかと。


祖父に敷かれたレール?


祖父に乗せられた豪華な列車??


そういうものに慣れ切って、「自分」は消えてしまったのではないかと。



温季のことにしても、そう。


「自分」が選んだのか、「環境」が選んだのか。


ふと、怖くなりました。


選んだのか、選ばされたのか。


自分は、温季は。




悶々と考えて、考えて。


もう止めようと、何度も何度も思いながら、考えて。


一つ、博打を打ってみることにしたそうです。



小さくなって、ブルブル震えて、「もう無理」と言った彼女の本心。


話してごらんと言ったところで、言うはずもないだろうから。


当人にもきっと、分かってなどいないだろうから。


追いつめて追いつめて、本音しか言えないところに追いこんでやろうと。


これまた本性の一つである「悪意」に、火がついたようです。





「∞」の館 ~infinity cosmopolitan~-魔負う


(- L -)「タカギさん、話があるのですが。」


( ´曲`)「ほ~、そりゃ珍しいこった。・・・聞こう、言ってみろ。」



本当はね、桂にとって。


温季の選択は、実に許し難いことでした。


勝手に決めつけて、勝手に落ち込んで、勝手に諦めた。


非道な裏切り行為としか思えないほど、受け入れ難いものでした。



厳しい現実を背負っていること、それは何となく分かっていた。


彼女には重いものが、桂には軽い。


だからこそ、逆に何も言えなくて・・・ただ、避けられた。


兄のように慕われていた日々に「ひがみ」が加わり、妙なねじれが発生した。




温季は、中学生頃の「王子化期」を除けば、本質的には甘ったれ。


困ったことがあれば、いつでも桂を頼る。


それが、長らく続いた二人にとってのスタンダードです。



(n‘∀‘)「桂はすごいね。何でもできるね^^」


(- L -)「・・・光栄です。」



頼られれば頼られるほど、誇らしく、苦しかった。


追い立てられる恐怖と快感、その双方が温季からのギフト。


彼女は気付いてもいないけれど、そうやって桂を鍛えていました。


温季の不足を補う桂に、自然とカスタマイズされていたのですね。



(- L -)「損して、得とれ。はるには利子つけて、返してもらわないと。」


( ´曲`)「・・・つ~かな、お前さん。取り立て遅すぎじゃろ(笑)」


(=゚Д゚=)「結局タダ食いで逃げられて?自分は食い損ねて??」


( ´_ゝ`)「愚の骨頂wwwww」



ね、怖いですね。


男は狼なのよ~、気を付けなさい~♪


ホント、歌の通りですね。




 次回へ続く




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