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日中はね、皆がいるから。


代わる代わる誰かがいて、少なくともナミ母さんは傍にいてくれて。


だから、何とか保てたし、保たざるを得なかった。


でも、夜・・・キツくて。



眠る前のまどろみ時間、ふとよぎる桂のこと。


涙がどうしても滲んでしまって、眠りに落ちるまではちょっとメソメソ。


この日もね、そんな感じでした。


枕に顔をうずめながら、一人メソメソしていたら・・・何かドアが開いた気がして。


でも、周りの薄暗さで良く見えないし、ナミ母さんならきっと声をかけてくれるし。


気のせいかな・・・と思いまして。


そろそろ寝ようと目を閉じたら不意に、足元がズシッと沈みました。



(n‘∀‘)「???・・・はてさて?????」



うっすらと見える人影。


女性にしては大きすぎる感じだし、だけど、思い当たる人物はなし。


ファミリーの面々の言動は大概ですが、実際にはすごく紳士的でね。


勝手に室内に侵入するとか、そういうこと有り得ません。


男性陣は夜に部屋を訪ねて来ないし、女性陣なら一言かけてくれるだろうし。




本当はね、ドアが開いた瞬間から分かっていました。


気配とか、色々。


桂のような気がするけど・・・気のせいだよね。



(n‘∀‘)「もう二度と会わないって言われたし、いるわけないもんね。」


(- L -)「・・・いや、まあ、それは、まあ(苦笑)」



こんな軽口をサッサと叩き合えれば、良かったんですけど。


実際にはね、10分ぐらい無言で座ってただけです・・・お互いに。


何でこんなことになってるのか、頭パニックで。


温季は温季であわわわわわ・・・だし、桂は桂でズシーンと沈んでるし。




「∞」の館 ~infinity cosmopolitan~-ほの暗い闇の中で


ようやく言葉が出たのが、上の台詞・・・でも、限りなく独り言に近くて。


気のせいだということにして、もう寝てしまおうと再度思いました。


そしたらようやく、桂も「ちょっと待て」みたいな感じで言葉未満の声が出て。


何となく・・・話をしようという流れになりました。




室内は、相も変わらず薄暗いまま。


明るくしてもね、桂と顔を合わせる勇気は出ないから。


彼も特に何を言うわけでもなく、うつむきがちにベッドの足元に腰かけて。


何かを考え込んでいるような、何も考えていないような。


どっちとも取れる微妙な感じで、ただひたすら黙りこんでしまいました。


会えたのは、良かったけども・・・胃の痛い展開ですね☆




 次回へ続く




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