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気持ちとしてはね、本当に・・・嫌なわけではなかったんです。


でも、やっぱり、今までひたすら隠してきたことを暴かれるって怖い。


だからかな?


私、ずっとカタカタカタカタ震えてたみたいで。


そのたびそのたび、桂は深いため息をついて。



(- L -)「君に腹を立ててるんじゃないよ。自己嫌悪と戦ってるだけ。」



とかね、意味不明なこと言ってました。


この時、サッパリ意味が分からなかったけれど・・・まあ、それどころじゃないし。


意味不明なパニック状態で、桂の真意を慮る余裕はなかったんです。



とにかく、分かることは・・・私、桂を不幸にしてる?


この異常な怖がり傾向が、桂を闇に叩き落とす最凶技なのかな??


自分で自分をね、許せない気分になりました。



(n‘∀‘)「あのね、嫌いじゃないのよ?そうじゃないのよ?」



どうして自分を超えられないのか。


震えたいわけじゃないのに、止まらない震え。


止めたいのに、止まらない震え。


コントロールできない自分が情けなくて、申し訳なくて。


でも、桂はただ笑うばかりで・・・悲しげに。




・・・ふと、何を思ったのか。


唐突に、桂が口を開きました。


彼には有り得ないような素直さで、本音を話し始めたんです。


この時、私、ビックリしてしまって。


今までの予想、全部覆された衝撃で・・・パニックをパニックが打ち消しました。




「∞」の館 ~infinity cosmopolitan~-ぱにっくぱにっく


男はきっと、愛されたいとか何とかよりもまず・・・受け入れられたい?


自分を知って欲しい、その上で認めて欲しい?


いつもいつも不安で、馬鹿にされたくなくて、格好つけて。


体の繋がりを許されるということに、全てを重ねる傾向があるように思う。


存在を受け止めてくれる相手を求めて、放浪するのかも知れない。



涼しい顔しか見せなかった桂が、怖かったってホント?


私と同じように、嫌われるんじゃないかとかビクビクするってホント?


好まれる自分だけ残して、私が嫌がる部分を封じたいって悩んだの?


あとね・・・アンタ、放浪しすぎちゃいます?(n‘へ‘)ムムッ




(- L -)「そうだね、ゴメン。俺は確かに汚れきってるから。」



 だからきっと、はるは怖がるんだろうね。


 昔からそう。


 俺が望めば、はるは怯える。


 それが分かってるから、どうにかしようと思った。


 俺が自分を抑えられれば、はるはいつでも笑ってるはず。



 はるを怯えさせるぐらいなら、理想がかなわなくてもいい。


 とにかく何でもいいから、常に穏やかでいられるよう過ごそう。


 上辺だけなら、どうとでもなる。


 それで解消できるなら、はるを穏やかに眺めていられるはずだから。


 それなのにね、止められない自分に・・・反吐が出るよ。



“想い姫”って、言うんですって。


中世ヨーロッパの騎士がね、命を賭けて戦う日々の支えにする心の恋人。


もし命を落としても、彼女のためならば本望だと。


それは現実の恋人でも構わないし、自国の王妃などでも構わない。


多くは不可侵の、不可触の神聖な存在に想いを馳せるのですって。


男の美学・・・意味不明☆



女って、妙なとこシビアですからね~。


都合の良いこと言って、今までの女関係誤魔化してる部分もある?


耳を傾けながらね、そんなことを少々思いました。


でもね、ちょっと反省。


相手の言葉、馬鹿正直に聞いてみることも大事かも・・・と。




 次回へ続く




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