変化と課題。そして感謝。 | Infinite Connection

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私たちINCONNEは“教育の充実から国の充実へ”をモットーにしている関西最大規模の学生ボランティア団体です。ラオス南部のノンテノイ村に幼稚園と小学校を建設、現在はそれらの教育プログラムの充実と中学校建設、医療支援や道路整備を並行して活動中です。

今回はスタツアブログということで、8/27~9/8に行ったスタディツアー11thについて書いていきたいと思います!

わたしにとってのラストブログ!
ぜひ最後までご覧ください!




個人的には4度目、そして現役ラストのスタツアでした。


ラオスは本当にだいすきな国になったので、またすぐにでも行きたいなと思いますが、
インコネメンバーとして、スタディツアーとしてラオスを訪れることができる最後の機会ということで、後悔のないよう、たくさんたくさん準備して行ってきました。


たくさんのものを見て、たくさんのことを感じて、毎回のことながら目まぐるしいスタツア期間でしたが、その中でも印象に残っているカブー村でのお話と最後の挨拶をさせてください。




わたしがはじめてラオスを、そしてカブー村を訪れたのは、1年半前でした。


新規支援先を決定するため、4つの村を周り、一番教育環境を変えていきたいと強く思っている、これからインコネと共に創っていくことができるのはどの村なのか、ヒアリングと観察をがむしゃらに行いました。


それから半年後。


新規支援先をカブー村に決定してからはじめての訪問で、まだまだお互いぎこちなく、いつか本音を聞き出せる関係になれるのか、本当にこの村人たちと共に創っていけるのか不安でした。
でもたくさんのおもてなしを受けて、村人たちの想いや希望を無駄にしたくないと思いました。


さらに半年後。


徐々に関係性もできはじめ、カブー村とインコネのこれからについて、村人たちとたくさんお話をしました。小学校増設費用の達成が近いことを伝えると大喜びで、本当に子どもたちのための小学校を待ち望んでいる村人たちに、早く良い知らせを持って来たいと強く思いました。


そしてこの半年間、街頭募金やチャリティイベントなどでたくさんの方に支えられ、無事に小学校増設費用を達成することができました。


そのことを1日でも早く村人たちに伝えたくて、喜ぶ顔が見たくて、やっと迎えた、今回のカブー村訪問日。




正直、想像とは違いました。


村人たちは、小学校が増設されることを現実的に考えられていないのか、まだ半信半疑なのか、どこかポカンとしていました。


4日間の入村の中で、実際の設計図を村人に見てもらったり、具体的な小学校増設に関する話し合いを通して、村人たちの中でも少しずつ現実味を増すようでしたが、
まだまだ、インコネとカブー村との信頼関係を構築し切れていないことを感じるエピソードでした。




これまで4度カブー村を訪れて、
確実に子どもたちと仲良くなることができました。
半年ぶりに会ったのに、わたしの名前を呼んで走って来てくれるようになりました。
近くの中学校に通うお姉ちゃんたちも、遊びに来てくれるようになりました。
村人たちとも仲良くなることができました。
前に一緒に撮った写真を現像して、自宅に飾ってくれている村人もいました。
ヒアリングにも積極的に参加してくれるようになりました。
そして、日本でのたくさんのご協力のおかげで、小学校増設費用を達成することもできました。



確実に前に進んでる。そう思います。


けれど、まだまだなところもあって、やっとこれからなのに、もう引退が目の前になっている、そんなやるせない気持ちがこみ上げて来て、最終日の帰りのバスで涙が止まりませんでした。


あともう少し、カブー村の未来を一緒に創っていたい。


正直そう思いますが、それは後輩たちがしっかりやってくれると思うので、バトンタッチしたいと思います。





そして、今回のツアーを通して、より一層、日本での活動の大きさを実感しました。



これまで様々な形でインコネの活動に協力してくださった方、本当にありがとうございます。


本当にメンバーだけでは成し遂げられなかったこと、見ることができなかった景色をたくさん見せていただきました。


がんばってねの一言が、本当に支えになっていました。


だいすきなインコネを、すきになって、応援していただけることが、何より嬉しかったです。



これからも応援のほど宜しくお願い致します。


そして、今度はわたしもその仲間に入れてください。





最後までご覧いただきありがとうございました!









関西大学3回生
スタディツアー部
村井志緒