サン・セバスティアン アツシくんの友達、マコトくん ~後編~ | 旅ジャム

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1年間に3度旅にでて、世界一周しました。

前回のブログ記事、
「サン・セバスティアン アツシくんの友達、マコトくん」続きです。






旅人が口を揃えて「イイ!!」という、
スペインのバスク地方【サン・セバスティアン】。




「イケメンだけど、性格の悪い

 マコトくん」

という、お世話になったにもかかわらず、罰あたりなコメントで
前回の記事を締めくくってしまいました。



マコトくんは、スペイン在住。スペイン語ペラペラ。
スペイン人よりもスペインを愛す、とても頼れる男です。

でも、私には、ほんまに感じ悪かったんですよー。笑





▲右の、“ 爽やかな笑顔 ”の彼。マコトくん。



なんで???? 嫌われるようなことしたか??



私が、パンと1ユーロの瓶ビールで満足できる味オンチやから??
サン・セバスティアンは美食の街やからねー。
白ワインを、「おいしい!なにこれ?シャンパン?」と、間違えたのが、
まずかったかも・・・。



あまりにも、自己主張が無さ過ぎて、うんざりされた??
日本では、初対面で自分のことを話したりしないけど、
彼は長年スペイン暮らしやし、もっと自分の思うところを
語って、場を盛り上げればよかったかなぁー。



と、本気で悩みました。



そのことをマコトくんを紹介してくれた、アツシ氏に相談。
(アツシ氏は、イスタンブールでバイバイした後、カッパドキアをちゃりんこで激走中。)




▲アツシ氏



マコトくんへの接し方がまだまだだねー。
 一蹴されてもしつこく、うんざりするぐらい擦り寄ると
 呆れ果てて相手にしてくれるんだなー、これが。」



え?! °∀°;

 
※ちなみに、アツシ氏は29歳(私と同い年)、マコトくんは27

 アツシ氏が「マコトくん。」で、マコトくんは「アツシ !!」
  呼び合っています。笑



「ま、でもちょっと変わってるぐらいじゃないと
 独力で海外に住もうなんて思わないだろうし、
 例えば僕だって自転車で旅しようって思わないはずだから、
 そういうところ楽しまなきゃ。」



ほーぅ。いいこと言うな。°⊆°

かれこれ3年も、ちゃりんこで世界中を旅しているアツシくんは、
一見、自由奔放で、野伏のようにも見えますが、優しくてお人好しなのです。




▲様々な身体の不調を訴えるアツシ氏。
 残念ながら、アツシくんのまともな写真がない。




正直、1人で旅をしていると楽しいよりツラいことの方が多い。
でも、「そういうところ楽しまなきゃ」。

ツラいことがあるから楽しいことが グッとくるし、
「ツラい」ことも「おもしろく」解釈していく方が、楽しいもんね。

アツシくんの「名言」を、私は何かある度に思い返すと思います。



サン・セバスティアン滞在中に、マコトくんから「行ってみれば?」と
促され、 Zarautz(サラウス)、Getaria(ゲタリア)、Zumaia(スマイヤ)に
遠征してみました。



サン・セバスティアンから列車で30分。Zarautz(サラウス)。



Zarautz(サラウス)の、海岸。



「海岸線沿いをひたすら歩け」とマコトくんは言っていました。



Zarautz(サラウス)から、



Getaria(ゲタリア)の方へ・・・



10km歩くと、Getaria(ゲタリア)を過ぎ、Zumaia(スマイヤ)に
着くそうです。もちろん10km歩くのは大変なので、バスを使うこともできます。
が、マコトに「10km歩いたで!!」って言いたいから、意地でも歩きます。




途中、Zarautz(サラウス)とGetaria(ゲタリア)の境界線。




Zarautz(サラウス)。




Getaria(ゲタリア)。




「海岸線沿いをひたすら歩け」とマコトが言っているのは、
彼が「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に感銘を受けている
からなんです。
この巡礼路があるから、マコトは南スペインよりも北スペインが好きなんですね。



「四国のお遍路さん」みたいなもんかしら??と、思い巡らせましたが、
実際、口に出すとマコトから「馬鹿野郎!! 全っっっっ然、違う!!」と罵られ
そうなので、言うのは控えました。



フランスからピレネー山脈を越え、スペイン、イベリア半島の果てまで、
巡礼者が何を思ってこの道を歩いたのか・・・

「長い巡礼を続けることは、人々にとって信仰と向き合う貴重な時間となる。」
らしい。




この景色を、ぼーーーーーっと見る。




この景色を、ぼーーーーーっと見る。



長い海岸線。道には、私、1人。

私は決して、すげぇ人間じゃないし、(むしろマコトくんに嫌われている。)
でも、私という人間は、世界で1人やな。と、妙に納得してしまいました。

あの両親から生まれて、あの妹と弟のお姉さんは世界で私1人やし、
あの小学校・中学校・高校・大学を卒業したのは世界で私1人やし。

今まで、他人よりいい生き方がしたい。他人よりすごいと評価されたいって
思ってたな。でも、そんな他人と比較せんでも、自分で自分の存在をちゃんと
認めてあげるだけでかなり満たされるな。と分かりました。




Getaria(ゲタリア)。




Zumaia(スマイヤ)。



この夜、海岸線を歩いて感じたことをマコトくんにLINEしたけど、
返事はない。笑

でも、私は、アツシくん、マコトくんに出会えただけで
旅に出たことに
価値があったな。と思います。