『性別再変更のニュースについて』
こんにちは ちぃです(*┃∀┃*)ノ
前もって言っておくと、私自身はこの件はいい動きだと思っています。
【性同一性障害は「思い込みで後悔」…家裁、性別再変更の訴え認める】
性同一性障害と診断され、家裁で戸籍の性別変更が認められた人が「変更は誤りだった」として取り消しを求めた裁判手続きで、家裁が元の性別に戻す訴えを認める判断を出た。
もともと今の戸籍の性別変更は元の性別に戻るかもしれないことを想定していないので、かなり異例なことだと思います。
表に出てこないだけで他にも実例はたくさんあるかもしれないけど
“性同一性障害だと「思い込み」で「診断」ってされるもの？”
と思われる人もいるかもしれませんが、全然あります。
というのも、今の日本では性別移行＝性同一性障害とか非典型な男女＝性同一性障害だというおかしな風潮も多かれ少なかれあり、当人ですら勘違いします。
また、医療サイドも除外診断なので思い込みまでは判断が難しいし、さらに言えばガイドライン通りに性別移行するならともかく、いろいろすっ飛ばしてホルモン治療や性別適合手術まで終わらしてから来る人もいるため“診断せざるを得ない”状況も多々あると思います。
※今回の判例の場合、診断よりも先に性別適合手術していたようですので尚更
また一部報道では「医師の誤診」とか「診断は誤りだった」という文が目立ち、医師が悪いみたいな印象を受けますが、上記の通り、医師は決して悪くないと思います。
だって診断せざるを得ない状況で診断したのに間違いでしたってしなきゃいけないのはかなり酷だと思いますし。
なので個人的には今回の件を「誤診」としてしまうのはいささか疑問です。
また今回のような場合「性同一性障害の戸籍の性別変更の特例法の穴」「性同一性障害の診断の穴」「世間の誤った認識」などいろんなものが複雑に絡み合った結果なのかと思います。
戸籍の性別変更の条件に望みで性で生活しているっていう実生活には全く触れてないし、ひょっとしたら世間的にも広く性別移行＝性同一性障害とは限らないという認識が広まっていれば本人も勘違いしないかもしれない……意外とそこらへん穴だらけなんです。
また危惧するとすれば“誤診”に引っ張られて医療サイドが消極的になったり、世間的にも“性同一性障害なんて思い込みだ”なんて変な認識が広まったりしないといいなぁと思いますね。
最後に今回の判決自体は個人的にはいい判断だと思います。
勘違いした本人はすでに元の性別で生活しているとのことなので、戸籍も元の性別に戻れるというのは柔軟な判断かと。
ではでは(*┃ω┃*)ﾉｼ
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