【感想】IS~男でも女でもない性~【テレビドラマ】 | 俺の嫁ちゃん、元男子。(ちぃのGID-MtFの4コマブログ)

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【あらすじ】

女子高生の制服に身を包み、白咲高校の入学式へと向かう15歳の星野春。しかし、春には大きな秘密があった。実は、中学まで春は普通の男子として生活を送っていたのだ…。

 

15年前、春は星野太郎と陽子のもとに生まれた。しかし、春が生まれてすぐに両親は医師から春がインター・セクシャルであることを告げられる。
 
インター・セクシャル、通称IS(アイエス)とは、身体的に男女の判別が難しい性を持った人々のことで、生まれる確率は4500人に1人とも、2000人に1人ともいわれているが、正確な患者数は不明だという。
 
春の手術を行い身体も戸籍も女性になった。しかし、成長と共に春は男の志向を強くし、中学までは普通の男子として生活を送る。やがて15歳になった春は、パティシエになるという夢を叶えるため、白咲高校の食物調理科へ進学。
 

しかし、入学に際して高校側から男子生徒として通学することが認められなかった為、春は仕方なく3年間“女”として通学することになる。入学式で、春は謎めいた雰囲気を持つ同級生の相原美和子と知り合う。2人はすぐに打ち解けるが…。

 

【解説】

『IS 〜男でも女でもない性〜』は、六花チヨさんによる日本の漫画作品(全17巻)で2011年にはテレビドラマ化もされました。

タイトルにもある「IS」とは「インターセクシュアル (intersexual) 」の略で、遺伝子、染色体、生殖器(性腺、内性器、外性器)などの一部または全てが非典型的であり、身体的な性別を男性や女性として単純には分類できない状態を指します。本作はそういった身体的特徴を持つ人々を主人公に据え、彼・彼女らの心の動きや、その周囲を取り巻く環境を描いた作品です。

現在ではあまりインターセクシュアル(IS)と表現することは減り、「性分化疾患」と表現することが多いですが、この記事では作品に則ってISと表記することもあります。

ドラマでは、戸籍上女性、身体は両方の特徴を持ってるが、どっちかというと女性寄り、心は男性で、高校入学まで男性として過ごしてきた星野 春役に福田沙紀さん、同じく身体的には両方の特徴を持ちながら、母親の希望で中学までISと知らず女性として過ごしてきた相原美和子役に剛力彩芽さんで原作の「春編」をベースに構成されました。

 

【感想】

星野家は春、春のご両親と、妹の夏の4人。ご両親はISとして生まれてきた春に絶望した時期もありましたが、ISとして春を育てていきます。ISとして…というよりは、性別の選択は本人に委ねようというスタンスですね。

 

本当に強い家族だと私は思いますが、順風満帆ではなく、妹の夏の思春期や、同じISの子を持ちながらも考え方、生き方、育て方の違う相原家との摩擦など、苦難に満ちていたと思います。

 

もうひとりの主人公の美和子は、自身に生理が来ないことに違和感を覚え、調べた結果自分がISだと気づきます。幼い頃に両親の判断で手術をし、見た目も戸籍も女性になったものの、そのことを知らせてもらえなかったという背景があります。そして自分が女ではなくISだと気づいたことで、自暴自棄になったり、家族に恵まれている春にいじわるをしたりします。
 
そういった同じISとカテゴライズされる人たちでも、状況は千差万別で特に春と美和子ではISに大使の考え方が親から違うということこも分かる対比でした。

 

春は作中中盤で校内放送を利用して自分が「IS」であることを伝えています。個人的には混乱などを招くため「不特定多数の人にすべきではない」と考えていますが、春の場合「大切な人にウソをつかせたくない」という思いからカミングアウトに踏み切ります。

 

もちろん、周囲の反応は冷めたものでしたが、これで春の周りは大きく変化したように思います。しかし、このカミングアウトは果たして正解だったのか。その答えは最終回、美和子と母親の会話で聞けます。

 

注目すべきは春の担任の男性教諭と食物調理科の女性教諭。2人は春がISだと知った上で学園生活をサポートするのですが、男性教諭は「男は男らしく、女は女らしく」と言っていたほど、古い考え方の人。のちに春のカミングアウトをきっかけに男子女子ではなく、春の生き方、逞しさを見るようになります。私はこの先生の考え方の変化が好きでした。

 

次に女性教諭。本人は差別するつもりなどはないけど、「普通じゃない」「おかしい」「恥ずかしい」「可愛そう」「あなたみたいなのを理解できるのは私だけよ」など、結果、キツイ言い方をすると一番偽善者で、一番無神経な人だと思う。個人的にも「あ~、こういう人、いるいる~」って感じで見てました。

春は全部を知ってもらうことで自分の周りの人を守り、自分を知ってもらっている。美和子は自分の家族や大切な人が、知ってくれたらそれでいい。「人は人、自分は自分。それぞれの幸せがある」と言われているような感じです。

 

「性分化疾患」が題材ですが、同じ性を扱う事柄として性同一性障害と重なる部分もありますし。見応えはあります。個人的には春くんの幼馴染で、春くんがISだということを知ってるレオンくんがいい味出してて好きでしたw

 

「IS」という難しい問題でありながら、さらには「性自認」や「ゆらぎ」「恋愛」などもからめているので、見応えは充分です。

 

 

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