今年は、甲子園球場ができて100年になる年だそうです。
それにちなんで、「歴史探偵」(NHK)でも甲子園が取り上げられていました。
第二次世界大戦中のこととか、いろいろと興味深い話が紹介されていましたが、テレビもラジオもなかった遠い昔にパブリックビューイング的なものがあった、というのには驚きました。
それは「プレヨグラフ」という巨大な野球盤のようなもので、大都市の野外に設置され、大盤を使っての将棋や碁の解説よろしく、盤上で選手やボールに見立てた駒を動かして試合を伝えていたのだそうです。
時には1万人もの観客を集めることもあったのだとか。
やがてラジオで、後にはテレビで実況中継がおこなわれ、野球というスポーツは全国津々浦々に広がっていくのですが、その始まりが「プレヨグラフ」だったんですね。
現在、多くの人が大雑把にでも野球のルールを心得ているのは、こうした歴史の積み重ねによるのでしょう。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL6Q63TKL6QPQIP02G.html