毎日雨続きですね。
こういう天気が続くと気分も晴れないなあと思う人、多いんじゃないでしょうか?
 
天気が気分や体調に影響するのは、気象医学という分野でも明らかになってきていますが、思考については「そんなことまで影響するの!?」というのが多々あります。
 
また漢字が多いですけど(すいません(^^;)
 
 
こんな実験があります。
 
ある被験者(実験を受ける人)に見知らぬ人(実は架空の人)の資料を見せて、どんな性格か感じたことを記してもらうというもの。
 
で、この被験者が実験室に行く途中、エレベーターに本や荷物、コーヒーカップを持ったアシスタントが乗っています。
 
被験者は荷物いっぱいのアシスタントから「コーヒーカップを持ってくれませんか?」と頼まれます。
 
その後、実験に参加するわけですが、さて、この実験で資料を見て「優しい・穏やか」と「厳しい・怒りっぽい」(実際は10項目)と評価した人たちには違いが見られました。
 
何が違いを生んだのか?
実験の内容自体はまったく同じです。
 
違ったのは・・・そう、エレベーターに乗っていたアシスタントはホットとアイス、2種類のコーヒーを持っていたんです。
 
実験前にホットコーヒーを持たされた被験者は、見知らぬ人の資料を見て「優しい・穏やか」という評価をし、アイスコーヒーを持たされた被験者は「厳しい・怒りッぽい」という評価をしました。
 
感覚が無意識のうちに評価や判断に影響を与えていることになります ∑(゜Д゜ );エェッ!!
 
 
他にもあります。
 
最近は就職難ですが、人事担当者に、重いクリップボードに履歴書をはさんで渡すのと、紙だけを渡すのでは、前者のほうがより真剣で能力も高いと判断するという実験結果。
 
試験問題や受験番号を赤で書くと成績が落ちる。
逆に格闘技の選手などでは、赤いユニフォームのほうが青のユニフォームの選手より勝率が高い。
 
交渉で優位に立ちたい時は、物理的に相手より高い位置を取るとこちらに有利な交渉がしやすい。実際に経営者やCEOに背の高い人が多く、平均身長より5cmほど高い。
etc,etc・・・。
 
 
もっと身近なところで言えば、映画を見た後ってその内容に気分が引きずられませんか?
 
自分はしっかりしているつもりでも、けっこう影響されてるんですねぇ。
 
雨続きの時は、気分が晴れるような映画のビデオを借りてくるのも良いかもしれませんね(≧▽≦)♪