○色彩俳句681・染み1・渡辺水巴07・2024-12-31(火)
○「除夜の畳拭くやいのちのしみばかり」(『水巴句集』1915)(→渡辺水巴07)
○季語(除夜・暮)(「俳句αあるふぁ2016年10-11月号」より引用)→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5】【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:大晦日の夜。一通り大掃除を終えた後である。仕上げに畳を拭く。そこここにある染みはすべて暮らした一年の命の染みである。


○挿絵俳句681a・数へ日に・透次695a・2024-12-30(月)
○「数へ日に月命日の一日あり」(『遠景』2025)(鎌田透次695a)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(数へ日・暮)

only a few days left of this year
the day has come when  I think
about you once a month / Touji

【作句メモ】:「数へ日」とは指折り数えて待つということではない。今年の日数が指を折って減ってゆくのだ。今年も明日を残すのみ。そして月命日。

○特集俳句681・びんびん俳句1-5瓶・山口いさを03・2024-12-29(日)
○「冬晴の裏山へゆく魔法瓶」(→山口いさを03)
○季語(冬晴・三冬)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5【→俳人一覧(いいいたせそちつてぬねはひむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「びんびん俳句」第5弾は「瓶」。方法の「→行為者隠蔽」風の句。仕事か遊びかは定かではないが魔法瓶の持ち主は冬晴に喜んでいる。


○挿絵俳句680・演歌復権・透次694・2024-12-28(土)
○「演歌復権餅をそろりと嚥下して」(『遠景』2025)(鎌田透次694)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(餅・新年)

restoration of enka
swallowing the
rice cake carefully / Touji

【作句メモ】:テレビの演歌番組がここのところ増えてきたようだ。そして餅を喉に詰まらせる事故は毎年あとをたたない。食べるなら少量をそろりと嚥下(えんか)してね。

○特集俳句680・びんびん俳句1-4壜・樋口由紀子03・2024-12-27(金)
○「透明な壜になるまで谷を這う」(『容顔』1999)(→樋口由紀子03)
○季語(無季)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5【→俳人一覧(いいいたせそちつてぬねむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「びんびん俳句」第4弾は「壜」。谷への崖を転がり谷の清流に揉まれてようやく壜は透明になる。もともとは曇りがかった壜であったのだ。