足尾駅と、キハ35系と　～わたらせ渓谷鉄道　～列車で行こう　～栃木県日光市足尾町の歴史的建造物

2020年8月13日の足尾銅山歴史散策の続き。

「専念寺」「本妙寺」「足字銭と鋳銭座跡碑」「呑龍寺」と回った後は、「古河鉱業水掛社宅」に向かいました。

専念寺・本妙寺・足字銭と鋳銭座跡碑・呑龍寺のレポ

『専念寺と、本妙寺と、足字銭と鋳銭座跡碑と、呑龍寺と　～栃木県日光市足尾町の寺院・史跡』2020年8月13日の足尾銅山歴史散策の続き。「川本」で肉丼を食べて満腹になった後は、「専念寺」に向かいました。川本肉丼（豚丼）のレポ『「川本」肉丼…

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「古河鉱業水掛社宅」に向かって、銅街道を更に進むと、わたらせ渓谷鉄道の足尾駅があります。

駅舎の中に入って…

ホームと線路も見学。間藤駅訪問を眺めて…

通洞駅方面も…

ホーム側から駅舎を…

足尾駅の駅名標。ここは、海抜640ｍになるんですね。

向かい側のホームに渡ります。

向かいのホームの後ろ側にも、線路が！

また別の足尾駅の駅名標。

ホームの端には、レンガ積みの建屋がありました。

煉瓦積み建物を、後ろ側からも…古そうですね～

足尾駅の構内には、古い列車が止まっているんですよね♪

古い列車の行先表示には、「桐生－間藤」とありますので、かつて、疾走していた列車なんですね♪

列車の横の建屋の中から、その列車を眺めて…「キハ35 70」の車番が見えます。

窓から中の様子も…

由緒書き「キハ35」

旅客輸送が多い非電化路線向けとして、国鉄が製造したオールロングシートの通勤型気動車。気動車として初めての両開き片側三扉車で、当時増備が進んでいた101系電車と同様に製造が簡単な切妻車体となっています。

客用扉は非電化路線の低いホームに対応するためステップ付としましたが、当時の設計では車両強度を確保するため重量が重くなるとして、客用扉を車体外側に設ける「外吊り扉」を採用、キハ30系の大きな特徴となっています。

台車は国鉄気動車の標準とも言えるオールコイルバネのDT22CとTR51Bで、機関（走行用エンジン）は車体構造などを考慮して、急行型等に採用されていたシリンダーが横向きのDMH17Hを一般型として初めて搭載。足尾歴史館に保管されている2両は、平成5年（1993）頃にカミンズ製の新型機関に換装されています。

基幹形式となるキハ35型は片側運転台、トイレ付。キハ35型のトイレのないものがキハ36型。両運転台付きがキハ30型で、キハ35型には車体がオールステンレス構造の900番代。キハ30・35型には耐寒耐雪装備を施した寒冷地向けの500番代がありました。

現在でもJR東日本久留里線においてキハ30型が3両。関東鉄道常総線では譲渡を受けた

キハ35型が最後の活躍をしています。

由緒書き「キハ35-70号車」

昭和39年（1964）11月10日、日本車輛製造において新製されました。

当初、千葉気動車区に配置されましたが、房総地区電化に伴い、昭和49年（1974）高崎第一機関区に転属、そのままJR東日本にも継承され、キハ30-35号車と同じく八高線や川越線、足尾線にて活躍し、平成8年（1996）9月に廃車となり、足尾駅で保管されていました。