山内神社 ~土佐藩歴代藩主を祀る ~高知市の神社 | 九州下町おやじの珍道中

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201911月27日の高知県高知市・徳島県三好市阿波池田の歴史散策の続き。

 

称名寺」「カトリック中島町教会」「山内容堂公邸跡」「旧山内家下屋敷長屋」と回った後は、「山内神社」に向かいました。

 

 

称名寺・カトリック中島町教会・山内容堂公邸跡・旧山内家下屋敷長屋とのレポ

 

 

 

 

旧山内家下屋敷長屋」の坂道を上って行くと、鏡川に突き当たるのですが、その手前、右側に神社があるんですよね。

 

 

 

こちらが、「山内神社」。

 

 

 

鳥居の脇に、大きな石灯籠があります。

 

 

 

この石燈籠の由緒書き。大正5年建立されたものですが、大正2年、藩祖山内一豊公・見性院夫妻、2代藩主山内忠義公を祀る「藤並神社」境内に、一豊公の銅像が建立され、侯爵山内豊景は、大正4年に燈籠を造り、銅像の両脇に寄進しました。

 

 

藤並神社」は、第二次大戦で焼失。

昭和45年の「山内神社」再建に当たり「山内神社」に合祀され、この石灯籠もここに移されたものです。

 

 

 

東参道には、石灯籠がいくつも並んでいました。

 

 

 

上の写真の脇にある由緒書き。

明治4年(1871)4月に、御親兵第一大隊第四小隊の隊員たちによって寄進されたものです。

 

 

明治政府が廃藩置県を断行する為に、御親兵による軍事力強化を図り、明治4年、大久保利通・西郷隆盛・木戸孝允が来高し、高知藩知事山内豊範に御親兵の献上を説きました。

山内知事は、これに同意。明治4年2月に隊編成が行われ、6月に上京。

御親兵第一大隊第四小隊の隊員たちは、郷里を離れ上京する前に、燈籠を寄進したことになります。

 

 

 

こちらの石灯籠は…

 

 

 

一見すると向かいの灯篭と大きさがほぼ同じであることから対のように思えますが、よく見比べると形が若干違うことが分かります。

この燈籠は、明治5年(1872)の寄進で、向かいのものの一年後に寄進されたことになります。

 

 

明治5年、12代藩主山内豊資公が79歳で亡くなりますが、13代山内豊熈公、14代山内豊惇公、16代山内豊範公の実父で、藩主の座を退いた後も、御隠居・少将様と呼ばれ、藩政に大きな影響力を持ち、筆山に埋葬された後、歴代藩主が祀られる「山内神社」に祀られました。

ここに名が刻まれている寄進者は、中級クラスの藩士で、側小姓・祐筆・御膳番など、豊資公の側に仕えた者たちで、豊資公を「山内神社」に祀るに当たり寄進されたものになります。

 

 

 

こちらの石灯籠の横にも、由緒書きがありました。

 

 

 

社殿に向かう参道に、同じ大きさの燈籠が左右6基ずつ並んでいますが、文化4年(1807)に寄進されたもので、もともと「藤並神社」に寄進されたものを、現在の「山内神社」再建に伴い、移して来たものです。

寄進者の名はすべて土佐藩の家老で、十一家すべてが確認できます。

 

 

 

東参道を進みます。

 

 

 

すると、玉垣に囲われた大きな石があって…「亀石」とあるんですよね。

 

 

 

亀石」に近づいて、よ~く見ると…ホントだ、亀の甲羅に見えますね。

 

 

 

手水所。

 

 

 

句碑。

 

 

 

神門。

 

 

 

神門の手前の狛犬。いい表情しています♪

 

 

 

神門をくぐって…

 

 

 

摂社。祭神は、中央に熊野神社、向かって右に住吉神社、左に春日神社となるそうです。

 

 

 

由緒書き「脇殿」。「高知城」内に鎮座していた3柱を平成2年に現在地に遷されました。

熊野権現」は、山内氏入国前、大高坂城主大高坂長門守が、土佐一条氏との戦いに際して城内に祀ったもので、藩祖一豊公は、大高坂城跡高知城を築城した際に、熊野権現を残し、近江長浜から勧請した宇佐八幡宮とともに城の守護神として祀りました。

 

 

宇佐八幡宮は、現在、はりまや町に遷され、高知八幡宮と称しています。

 

春日大明神は、宝永3年(1706)5代藩主山内豊房公によって、潮江村宇津野山藤並森(高知市横浜)に建立され、その後、比島村に遷され、天保7年(1836)に藤並神社と相殿となりました。

 

住吉大明神は、出雲大神、玉津島大明神とともに、5代藩主豊房公によって、潮江村宇津野敷島峰に建立、その後、比島村に遷され、天保7年(1836)の春日大明神の遷座に伴い、城内に遷されました。

 

 

 

山内神社」の社殿。

 

 

 

拝殿には、酔鯨の一斗樽がたくさん奉納されていて…高知の銘酒ですし、山内容堂公の雅号でもありますからね。

 

 

 

西参道の神門。

 

 

 

神門をくぐって…

 

 

 

西参道の手水所。

 

 

 

境内に戻ると、「大政奉還を慶ぶ山内容堂公」の銅像が!

 

 

 

山内容堂公をアップで。

 

 

 

容堂公の前辺りから、社殿・境内を…

 

 

 

山内神社」をお参りした後は、鏡川に沿って、しばらく歩きました。

その様子は、また後日。

 

 

 

 

山内神社

高知県高知市鷹匠町2-4-65

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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