2019年11月27日の高知県高知市・徳島県三好市阿波池田の歴史散策の続き。
「高知城」の続き。
高知城（その４）のレポ
続いて、軒丸瓦が展示してあって…。山内家の家紋三葉柏があしらっています。
鬼瓦に…
三葉柏文鬼板瓦。
天守の上階に上がって…
高知城の絵図に…
高知城の模型もあって…。
「高知城の天守」の由緒書き。入母屋屋根の上に望楼を載せた望楼型天守に分類されるんですね。
階段がありましたので、上階に上がって…
こちらは「破風の間」。破風の内側に部屋を設けたもので、高知城の破風の間は「石打ち棚」と呼ばれ、物見や鉄砲狭間の役割があり、東西南北に設けられ、北側の破風内部は隠し部屋となっています。
更に上階に上がり…
またまた上に上がります。
『天守の「重」と「階」』の説明パネル。高知城は4重6階（重要文化財指定としては4重5階）の構造となっていて、5階部分は窓も狭間もなく「小屋の段」と呼ばれ、安土城や豊臣氏の大坂城など古い時代の天守の形式を残していると言われています。
確かにこの階には、窓がなく、真っ暗でした…
更に上がると、最上階に到達♪
最上階からの眺め。
いや～いい眺めだな～♪
屋根瓦も良く見えるし♪
上がって来た登城道も良く見える♪
「漆塗りの高欄」。山内一豊公が創建した天守には、現在と同じく黒漆塗りの高欄が取り付けられていて、徳川家康公に願い出て許されたもので、享保12年（1727）に焼失しましたが、再建後も同様に高欄が取り付けられました。
鬼瓦と鯱も目の前に♪
最上階から下って、再び展示物を…。こちらは、木材に墨で何か書かれていますね。
建設当時の大工のメモ書きでしょうか…
東多聞に進みます。
廊下のようになっている空間を進んで…
「土佐の名族 長宗我部氏と一領具足」という由緒書きがありました。
家譜・軍記物によれば、長宗我部氏の先祖は秦の始皇帝の後裔・秦河勝となっていて、子孫に秦能俊が出て、中世初期頃に信濃国より土佐に移り、長岡郡宗部郷（訓は「曾我倍」）の地名を取って、長宗我部氏と称したと言います。
その後、地頭クラスの豪族となり、南北朝期には足利方として従軍。
その後、土佐国守護・守護代の細川氏配下となり家勢を豊女、国人領主へと成長を遂げ、長宗我部元門・長宗我部元秀（17･19代）の時、家名断絶の危機を迎えましたが、長宗我部国親・長宗我部元親（20・21代）の二代をかけて土佐平定を成し遂げました。
長宗我部元親の死後、四男長宗我部盛親が家督となりましたが、関ケ原の合戦で西軍に与したため、領国没収となり改易、大坂の陣でも豊臣方についたため、捕縛され斬首となり、長宗我部氏の正統は断絶しました。
その横には、槍を持った兵士の像があって…。
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一領具足（いちりょうぐそく）は、戦国時代の土佐国の戦国大名、長宗我部氏が兵農分離前の武装農民や地侍を対象に編成、運用した半農半兵の兵士および組織の呼称。『土佐物語』では、死生知らずの野武士なりと書かれている。（後略）（ウィキペディア「一領具足」）
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長宗我部氏の強さの秘密は、「一領具足」にあるんですね。
「その６」に続く。
高知城
高知市丸ノ内1-2-1
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