2019年9月中旬の川崎市の多摩川・東古市場界隈の散策の続き。
「東古市場東公園」を歩いて、「天満天神社」をお参りした後は、「御幸公園」に向かいました。
東古市場東公園・天満天神社のレポ
「天満天神社」から東に進むと、第二京浜・国道1号線に出るんですが、その手前に、「御幸公園」があります。
園内を進むと、タコの遊具があって…。
野球場も併設されています。
野球場の北側には、広場が広がっていて…
「御幸公園」の隣には、風情ある洋館があるんですよね。
現在もお住まいなのか、よく分かりませんでしたが…
外壁は汚れていますが、瀟洒なデザインの建物です♪
「御幸公園」の園内を歩いて…
「御幸公園」を北側に進むと、大きな橋が見えて来ます。
橋の脇には、多摩川の河川敷が広がっていて…そこは、「川崎リバーサイドパークゴルフ場」。
この大きな橋は、多摩川大橋。第二京浜・国道1号線に架かる橋になりますね。
広域案内図。
「御幸公園」には、梅の木でしょうか、たくさん植えられているんですよね。
その一角には、玉垣で囲われた石碑があります。
石碑には、「明治天皇臨幸御観梅跡」と刻まれていて…。
明治17年3月19日に、この地に行幸され、梅をご覧になられたんですね。
碑文の揮毫は、侍従長海軍大将鈴木貫太郎。内閣総理大臣になり、昭和天皇の信任も厚かった御方ですね。二・二六事件で狙撃されて、奇跡的に助かったということも…。
「明治天皇臨幸御観梅跡碑」の横には、「御幸梅林」という案内板がありました。
この梅林は、江戸時代初めの寛文の頃（17世紀中頃）に植え始められたもので、その果実は江戸の市民の食膳に上っていました。
30haもあった「しろかが梅」の林も、明治初年の多摩川の氾濫で、3分の2以上を失い、加えてその頃は老樹となっていた為、果実の収穫も激減してしまいました。
明治13年2月、成島柳北がここを探勝し「小向観梅の記」という一文を起こし、紹介したことから、一躍、梅の名所としてその名を天下にとどろかせました。
明治17年3月19日には、明治天皇が観梅の為、行幸され、明治23年の数ヶ村合併に際しては、この栄光を記念して村名を「御幸村」と名付けました。
なるほど！明治天皇が御幸されたから、「御幸」と名付けられたのか～納得。
梅の木が、ホント、たくさん植えられていますね～
こんな案内板も。この植樹は、川崎リバーサイドパークゴルフ場のゴルファーの皆様からの協力金により行ったものでなんですね。
「御幸公園梅香事業」という看板も！記載の方々・企業からの寄付・募金にて、植樹しているということです。
「御幸公園梅香（うめかおる）事業 うめかおる寄附・募金のご案内」も掲示してありました。
御幸公園梅香（うめかおる）事業
http://www.city.kawasaki.jp/saiwai/category/96-10-16-1-0-0-0-0-0-0.html
大きく成長すると、いいですね。
「御幸公園」と多摩川近くを散策した後は、次の仕事に向かいましたので、このシリーズも、これにて終了です。
川崎は、川崎駅周辺はよく出かけましたが、この辺りは、初めて歩きました。
多摩川のかつての曲がりくねった川筋が確認できて、良かったな(^^)
また、川崎市内も、歴史散策してもみましょうね(^^)
御幸公園
神奈川県川崎市幸区東古市場1
あらかわ家 （4女1男＋父の音楽一家）
パパ荒川の名曲↓
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