浜川橋（涙橋）・海運稲荷神社・浜川神社　～旧東海道・南品川宿　～東京都品川区の神社・街並

2017年7月22日の旧東海道歴史散策の続き。

「嶺雲寺」をお参りした後もまた、旧東海道を南下して行きました。

嶺雲寺のレポ

旧東海道を南下すると、右手に、「花海道入口」という石碑・案内板があって…。

この石碑の向かい側の路地を進むと、「しながわ花海道水辺広場」という勝島運河周辺の防潮堤上部に水辺広場があるそうで、春にはサクラ、秋には区民の方が植えてくれたコスモスが楽しめる広場があるそうですよ。

更に進むと、橋が見えて来てます。

こちらは「浜川橋」といい、「涙橋」という別名もあるそうで、徳川家康公が江戸に入府後の1600年頃に架けられたと言われ、現在の橋は昭和9年（1934）に架け替えられたものになります。

慶安4年（1651）品川にお仕置場（鈴ヶ森刑場）が設けられ、処刑される罪人は裸馬に乗せられて護送されてきましたが、親族らが密かに見送りに来て、この橋でともに涙を流しながら別れたということから、「涙橋」と呼ばれるようになりました。

ここ「浜川橋」は以前レポしていますので、詳しくはそちらをどうぞ。↓

浜川橋（涙橋）のレポ

更に、旧東海道を進むと、昔ながらの御宅が見えて来て…。

2階の外壁には、銅板が一面に貼られていて、緑青になっているんですよね。スゴい！

いや～これは見事！

1階の木製窓枠がまたいい味わいで♪趣がありますね～♪

更に進みます。この辺りまで来ると、旧街道のイメージは徐々に薄れていますね…。

更に進むと、右側に、石の鳥居があります。

鳥居をくぐり境内を進むと、お稲荷さんがいらっしゃって…。凛々しいお顔♪

境内の左手には、柵が巡らされた中に、大きめの石が置かれているんですが…。

立派な石が2個ありますね。朱色の文字が刻まれているようですが…。何が書かれているのか分かりませんでした…。昔に奉納されたものなんでしょうね。

参道正面のお社。

社の中の様子。グーグルマップによると、こちらは「海運稲荷神社」というそうです。

旧東海道沿いには、外壁に銅板を使用した御宅が結構残っているんですよね。素晴らしいな～♪

更に進むと、右手に「濱川神社」があります。

由緒書き「品川区指定有形文化財 浜川神社文書」。浜川神社は、江戸時代の天明の頃に修験者・教光院了善が厄神大権現として祀ったことに始まります。

明治維新後に神社となり「浜川神社」と称しました。

浜川神社文書は、前身である「厄神社（厄神大権現）」及び「浜川神社」に関する文書と証文類で構成され、保存状態も良く、大井地区の歴史だけでなく江戸時代から近代にいたる神社史を知る上でも貴重な資料になるんですね。

由緒書きの横に階段があるんですが、社殿はどうやら2階部分にあるようで…。階段部分に門扉があって、鍵がかかっていたようで上に上がれず…。近代的な神社なのですね(^^;

「浜川橋（涙橋）」を渡り、「海運稲荷神社」「浜川神社」をお参りした後は、旧東海道を南下し、「鈴ヶ森刑場跡」に向かいました。

その様子は、また後日。

海運稲荷神社

東京都品川区南大井1-19

浜川神社

東京都品川区南大井2-4-8

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