これは、私の旧PC(だったもの)だ。
旧PCのハードディスクに入っている貴重なデータを救い出すべく、私は「愛のデータ救出大作戦」を敢行した。
内蔵型ハードディスクを外付けにする秘密兵器「外付けHDDケース」(1980円)を購入し、精密ドライバーを用意した。
要は、旧PCを分解してハードディスクを取り出し、秘密兵器で新PCに繋いでデータをサルベージしてやればいいのだ。
もちろんデータが壊れている可能性は高いが、一部ファイルくらいは救出できるだろう。
さあ、分解だ!精密ドライバー1本で楽勝だぜ!
その筈だった。
しかし……
「ドライバーが入らない!」
ネジがキツすぎるし、ドライバーを入れる溝があまりに浅すぎる。
無理に力を込めると、ガリガリとネジ穴が削られてますます入らなくなる。
早くも挫折か、どうしたものか!?
しかしメーカーのサポセンはデータ消されるのが当たり前らしいし、データ救出をその手の会社に依頼すると数万はかかりそうだ。
第一それで救出できるかわからない。
頼れるのは自分自身だけ……!
自分だ、自分でなんとかするしかないんだ!
私の中のスクリューブレイカーが囁いた。
「もうドリルしてもいいよね」
外装無傷で壊れたPCを売ったって、大した額にはなるまい。
それならいっそ、この動かない箱を壊してでも……!
そんなわけで私はホビー用のちっぽけなドリルを取り出し、旧PCと格闘し続けたのだった。
PCは思った以上に頑丈だった。
主要ポイントに穴を開ければ装甲をメリメリと剥がせるかと思ったが、そうはいかない。
「うおおおおおおお!」
長い間悪戦苦闘し、ようやくハードディスクの取り出しに成功したのだった。
こんな無茶して、よく壊さず取り出せたものだ。
ディレクトリが壊れていてハードディスクにアクセスできなかったが、
Windowsとは別のOSを使ってみると一部のデータは取り出すことができた。
画像フォルダや動画フォルダはなぜか無傷だったが、使っていたソフトがけっこう駄目になっていた。
自作のSSも、ゲーム『ディアボロの大冒険』の1000回近く死んでクリアしたデータも……。
とほほ、また再インストールとスタンドバトルの生活が始まるぜ。
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