評価基準は?

1次選考として、面接ではなく、グループディスカッションやグループワークを課する企業はかなり多いです。
特にグループディスカッションは、グループ面接と並んでポピュラーな1次選考方法と言えるでしょう。

「面接は受かるようになってきたけど、GDは苦手だ!」という人は、けっこう多いです。
「評価基準がわからない!」という声も多いです。
それはそうでしょう。なにしろ、

面接: こちらから、伝えたいことを直接面接官にアピールする
GD: 他人とのやり取りを、間接的に面接官が見ている

後者の方がアピールしづらいのは当然です。
面接官から直接何かを訊かれるわけでもないので、企業側が何を求めているのか、評価基準もわかりづらいです。

この問題を解消するためには、GDで

1.アピールすべきポイントはどこか
2.それをどうやってアピールするか

を正確に掴むことが必要でしょう。


 1.アピールすべきポイント

GDでは、チームワークが最も重視されます。
企業の立場から考えてみるとそれは当然の話です。
「受験者数が多いから一度に済ませたい」というだけの理由なら、グループ面接を実施すればいいわけです。


わざわざテーマを考えたり、評価方法を考えたりと手間のかかるGDを実施するのは、
チームの中での係わり合いを評価したいからです。
もともと、企業とはチームで作業する場。チームワークの重視は必然です。

ですからスタンドプレーは禁物。
頭の回転の速さ知識よりも、
チーム全体への気配り相手の話を聞く能力が求められています。

グループワークも基本的にはこれと同じです。

 2.アピールする方法


では、チームワークをアピールするにはどうすればよいか。
具体的な方法としては、

・全員に意見を求める
・意見をまとめるときには、必ず全員が同意しているかどうか確認する
・自分が意見を言うときは、相手の意見を受けて、それを発展させる
・鋭い意見を出した人のことを、褒める

などがあります。
多少わざとらしくなるくらいでもいいので、要所要所でこれらのステップを挟みましょう。
これをやっていれば、発言量が少なくとも確実にポイントは稼げます。


リーダーは有利か?

「リーダーは有利か、不利か」という問題は、よく取り沙汰されます。
私は、どちらかというと不利になるのではないかと思っています。

リーダーというのは、常に厳しい批判の眼にさらされる立場です。
時間内に全員の意見がまとまりそうにないからといって強引に結論を出してしまうようでは、
まず落とされてしまうでしょう。

「声が大きい」ということと「リーダーシップがある」ということは違います。
本当に周囲に気を配りながら意見をまとめられる人間は少数なので、
自分にその素質がないと自覚しているのであれば、リーダーはやらない方が無難かもしれません。


リーダーのためのとっておきのスキル/小阪 裕司