220 倉琉ヨシーデの独り言


  〜タイムスリーパー不安定日記〜


   10月03日


  ◉ バス(頑鈍無恥)


いつも塾に行くのに

バスだったり自転車だったり

気分で決めていた


《一人だったら

 バスで行くことが多かったかなあ》


その日は

バスで塾に行く事にした


《遅れたらいけないと思って

 慌ててバス停に行ったよ》


バス停で待っていたが

5分たっても10分たっても

来なかった


《あんなに慌てたのに!》


なかなか来ないので

だんだんイライラしてきたが

それでも来るまでジッとしていた


《ほんとに来るのか不安だったよ》


やっと来たときには

30分以上たっていた


《待ってるのが相当長く感じた》


仕方なく乗ったが

遅れた事に触れる事もなく

謝るでもなく出発した


《何かしらの説明があっても

 良かった気がした》


乗っている人は誰もいなかったが

こんなに遅れて来ると

待っている人など

いないと思った


《あとから考えたら

 いい加減なバスだったなあ》


ちなみに

その頃のバスは

女性の車掌が乗っていて

切符切りを

その女性車掌がやっていた.


話をもとに戻そう.


バスの運転手は

女性車掌とイチャイチャしていた.


あまりに

イチャイチャしていて

たまにバス停で待っている人を

見落として

行ってしまった.


「ヤベェ」

と言って

停留所を通りすぎていったのを

よく覚えている


《あってはならないことだよ》

 

そしてヨシーデは思った.


バスの運転手は


頑鈍無恥

(がんどんむち)


で 信念がなく恥知らずなことを

やってると思っていた.


目的地で降りる頃には

塾がそろそろ終わりの

時間になっていた.


〜次回に続く〜